知らぬ間に子を追い込む“子育てのダブルバインド”って何?

知らぬ間に子を追い込む“子育てのダブルバインド”って何?

●しつけは脅しではない! 親の忍耐と子に伝える工夫が大事

では、しつけるときに気をつけるべきこととは?

「子どもをしつけるときは、脅してはいけません。シンプルに伝えればいいのです。“もう遅いから、帰ろうね!”と。親に“勝手にしなさい!”と、言われたら、親の庇護なしに生きていけない子どもは、従わざるをえません。もちろん、親御さんは決してそんなつもりで言ってはいないのですが、無意識だからこそエスカレートする危険性が高く、小さい子どもにしてみれば、“私の言うことに従わないと、見捨てるわよ!”と、遠まわしに言われているのと同じなのです。変な脅しは使わないで “相手にわかるように伝えて待つ”親御さんの忍耐が何より重要です」

知らぬ間に子どもを追い込んでしまわないように気をつけましょう!
(構成・文/横田裕美子)

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立石 美津子

子育て本作家・講演家。著書は『一人でできる子が育つ テキトーかあさんのすすめ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたったとき読む本』『1人でできる子になるテキトー母さん流子育てのコツ』『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方 』など。