本家ハッピーパウダーの味に及ばず しかし調味料として使えそう!
まずは上記レシピで作った粉をひとつまみ。砂糖の甘さと塩のしょっぱさが見事に…混ざり合っていませんでした。言葉で表現するなら「甘じょっぱい」ではなく「甘い、しょっぱい、甘い、しょっぱい」の繰り返しという感じ。味の素が、味のアクセントになっていたのでそこは高ポイント。しかし、この粉をハッピーパウダーとは言い難い。
とはいえ、まずくはないのです。むしろ、手軽に作れる調味料として、様々な活躍ができそうなレベル。バターを塗ったトーストに軽く振りかけたり、熱を加えることで味も混ざるはずなので、肉じゃがの隠し味にしたり、卵焼きを作る際に混ぜても良さそう。ですが、今回は比べるものが大きすぎました。
本家ハッピーパウダーは、やはり段違いのおいしさ。まず、パウダーの粒子が細かい! そのためサラサラした舌ざわり。そしてレシピでは超えられなかった「甘いとしょっぱい」のバランスが絶妙。まさに味が融合しているとでも言うのでしょうか。さらにスナックの香ばしさが味の完成度を高めていて、信者が続出するのも納得の味です。
ハッピーパウダーのレシピは企業秘密。近い味は作り出せるかもしれませんが、ハッピーパウダーに並ぶ味を作り出すのは、簡単ではないということが分かりました。しかし、今回紹介したレシピも決しておいしくないものではなく簡単に作れるので、これをベースにオリジナルのハッピーパウダー作りに挑戦しても楽しそうですね!
(文・山本健太郎/考務店)
