阪神淡路大震災から22年 建物は耐震化しても家のなかは対策してる?

阪神淡路大震災から22年 建物は耐震化しても家のなかは対策してる?

1月17日。阪神淡路大震災が起こって、今日でちょうど22年が経ちます。1995年1月17日午前5時46分に起こった最大震度7の激震は、兵庫県や大阪府に大きな被害をもたらしました。また、2011年3月11日には日本周辺における観測史上最大の地震、東日本大震災も起きています。今一度、いつ起こるかわからない大地震について考えてみませんか?
阪神淡路大震災から22年 建物は耐震化しても家のなかは対策してる?

阪神淡路大震災 亡くなられた方のおもな原因は?

阪神淡路大震災で亡くなられた方の約80%以上が木造家屋の倒壊や家具などの下敷きになり亡くなったそうです。国土交通省によると、新耐震基準が導入された1981年以前に建築されたものに大きな被害が発生したのだとか。家自体が倒壊してしまったら、正直なところ打つ手はありませんが、家具が倒れてきて下敷きになることは防ぐことができそうです。

重いものを下の方に収納し倒れにくく 金具やポールなどで壁・天井・床に固定

タンスやクローゼットなど、背の高く倒れそうなものは、重いものを下の方に収納して、重心を低く。さらに揺れても倒れてこないように固定をしましょう。東京都防災ホームページ『家具・家電点灯防止対策』では、 持ち家や、壁に穴を開けてもいい住宅の場合は、L字金具やチェーン、ベルトで固定。賃貸物件で穴を開けられない場合は、家具と天井を突っ張って支える、ポール式のものや、家具上部と天井の隙間を埋めて支える、収納ユニット式のものを使うといいとのこと。
いくら免震構造の建物に住んでいても、家具・家電が自分めがけて倒れてきたら元も子もありません。しっかりと家具・家電の対策をしましょう。