では結局どうすれば?
しかし、地震により引火しやすい布や紙、木材製品などが火を使う暖房器具にかぶさったとしたら。または、地震によって停電。その後電気が復旧した際にストーブが倒れたまま付いてしまったり、電子機器に水がかかり、漏電してしまったら…? やはりブレーカーを落とすことで2次被害である“火災“は防ぐことができそう。
ブレーカーが落ちたり、停電したりしても困らないようするには、例えば、各部屋や廊下に、コンセントにつけるタイプの非常用ライトを設置する対策をとってみてはいかがでしょう。停電時に点灯し、そのまま懐中電灯の役割も果たすライトを選べば、暗闇で懐中電灯を探す手間も省け、災害時に役立つはずです。
いつ起こるかわからない巨大地震。家具の倒壊と通電火災の対策をすれば、被害を抑えられるかもしれません。今日、1月17日をキッカケに、少しずつでも対策をしていきませんか?
(文・山本健太郎/考務店)
