【揉んじゃダメ!】意外と知らない携帯カイロの正しい使い方

【揉んじゃダメ!】意外と知らない携帯カイロの正しい使い方

冬の寒い時期、体を温めてくれる心強い味方、携帯カイロ。ポケットの中で、じんわりとした温かさが心地よく、常に手放せないという人も少なくないでしょう。

ところで、携帯カイロを使う時、早く温まってほしい一心でカシャカシャと揉みこんでしまうこと、ありませんか? 実はそれ、逆効果なんです。

ホッカイロ

●携帯カイロは揉んではいけない

「桐灰はる」などの携帯カイロを販売するメーカー・桐灰のウェブサイトに、正しい使い方の記載がありました。そこの記載によると、よく揉んだからといって早く暖まるというわけではないとのこと。外袋から出して、数回振るだけで十分なのだとか。

というのも、カイロの本体には空気を取り込むためのミシン目が開けられており、揉むとその小さな孔が目詰まりを起こしやすく、発熱しにくくなるのだとか。貼るカイロの場合は、揉むことで中身の偏りが生じやすくなるため、発熱効率が悪くなってしまうそう。貼らないタイプ・貼るタイプ。いずれも、揉むのは避けましょう。

●携帯カイロの捨て方は居住地区に合わせて

ちなみに、悩ましいのが使用後の捨て方。カイロの袋は燃えそうだけど、中身は燃えなそう…。これはどちらに捨てるべきなのか? 桐灰の場合は、東京都の条例にのっとり、燃えないゴミ表示をしているそうですが、厳密にはやはりパッケージや外袋はプラスチックフィルムとして、中身は金属ゴミなどと同じ区分になるそう。

カイロのなかには、鉄粉や水、塩類、バーミキュライト、活性炭などが含まれており、空気に触れることで鉄粉が酸化。その際に発生する熱で暖まっているというメカニズム。なので、中身は針金ハンガーやフライパンと同様、金属なのです。詳細な処分方法は自治体によっても変わるため、気になった人は、居住地域のゴミ処理センターなどに問い合わせましょう。