「理系パパ」漫画家が語る! パパのあるあるベスト5

「理系パパ」漫画家が語る! パパのあるあるベスト5

“理系”と呼ばれる人たちは、論理的思考力が高いといわれます。一方で、理屈っぽくて、コミュ力が低いといったイメージも…。しかし、独特な発想や会話のズレが妙に面白く、憎めない人が多いようです。 そんな理系男性の生態を漫画で描いたのが「理系クンシリーズ」で知られる、高世えり子さん。自身も理系の夫を持つ高世さん。近書のエッセイ漫画『理系パパ ~ひとクセあるけど憎めない、理系なパパ10人のリアル育児まんが~』(マイナビ出版)では、育児に奮闘する理系パパたちの姿が描かれています。 そこで、著者の高世さんに、理系のパパに見られる“あるある”ベスト5を教えてもらいました。

●ベビーカーの構造やミルクの成分に強い関心を持つ

「製品の成り立ちとか仕組みを知りたい欲求がすごいです。私がお会いした化学系学部出身のパパの中に、粉ミルクの成分にものすごく食いついた人がいたんですよ。ミルクに含まれる『ヌクレオチド』っていう成分の配列を急に語り出して、『どこが赤ちゃんに良いんだろう?』って(笑)。あと、私の夫はIT系なのですが、ベビーカーを調べまくっていました。理系のパパはベビーカーを買う時に張り切っちゃうみたいです。振動とかタイヤの大きさ、コスパをしっかり比較したいらしいです。車と同レベルくらい、すごく考える人が多いって、理系夫を持つ妻たちは口を揃えて言いますね」(高世さん、以下同)

●臨機応変に優先度を変えられない

「家事と育児は同時進行で、効率の良さを考えながら、その都度やるべきことをやる必要がありますよね。でも、理系パパはやると決めた法則にそって物事を進めたい傾向にあると思います。たとえば、ある理系パパは洗濯物を干す時間を決めていて、その時間に子どもが泣き続けていても、洗濯物を干しきらないと気が済まない。彼は優先度を忠実に守っているだけって言っていましたが、奥さんにはこっぴどく怒られたみたいです。そういう頑固なところありますね」

お話をお聞きした人

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高世 えり子

漫画家。2007年、第31回プチコミックまんが大賞準入選。同年デビュー。理系男子を夫にもち、出会いから現在までをユーモラスに描いた「理系クン」シリーズで人気を博す。著書に『理系クン』(文藝春秋)シリーズ、『理系×ダイエット』(KADOKAWA)、共著に『理系男子の“恋愛”トリセツ』(晶文社)などがある。