●統合失調症は日々の変化をキャッチすることが肝心
「統合失調症の多くは少しずつ進行し、日常生活を共にしている家族ですら見過ごしがちであるのが現状です。後から振り返って『そういえばあの頃から様子がおかしかった』と気づくことも少なくありません」
例えば、統合失調症の典型的な症状である妄想。罹患者が「テレビ番組のなかで、自分を話題にしている」と感じても、最初は「こんなことを周囲にいったらおかしいと思われる」と、本人は誰にも話さずに黙っている。しかし、症状が悪化するにつれて、周囲に口にするようになるパターンもある。
「明らかに奇妙な言動が表れたときは、すでに発症してから数カ月から1年が経っているということもあります。普段から変化に気づく姿勢が必要です」
昔は統合失調症といえば入院治療が当たり前の時代だったが、近年は通院による薬物治療で快方に向かう。統合失調症への知識と理解を持ち、もしものときに役立てよう。
(ノオト+北東由宇)
