「春、見つけた♪」感動をかわいい写真に残す方法~スマホ編

「春、見つけた♪」感動をかわいい写真に残す方法~スマホ編

●撮影後にアプリでよりかわいく変身!

スマートフォンの写真編集アプリを使えば、撮影後に写真をより自分の好きな写真のテイストに調整できます。スマートフォンのカメラアプリは、とてもたくさんの種類がありますので、自分の好みに合ったものを使うことをおすすめします。

【スマホ写真を一眼レフのような写真にしてみよう】

写真編集アプリを使えば、一眼レフで撮った写真のようにぼかしたり、色合いを変えてドラマチックにしたりとさまざまなことができますよ。

アプリでボケのフィルターを使って一眼レフのようなボケを作りました。手前に桜の花があることで遠近感が強くなります。ここでは、ハイキー(明るい)な写真にするために明るさなども調節しています。

アプリの色味を変更する機能を夕景の写真で使ってみます。夕日が当たる街の写真に、レトロ感をつけるフィルターをかけました。夕日の当たるビルの色と空のコントラストが増して雰囲気のある写真に仕上がりました。

【切り取りも自由自在。スクエアでおしゃれな印象に】

インスタグラムでも人気のスクエア写真。最初からスクエアで撮ってもいいのですが、そうすると最初から構図をしっかり決めなくてはいけません。撮影後にスクエアにトリミングしたほうが、余計なものが写り込みにくく、じっくり構図を吟味することができるのでおすすめです。

イチゴの花の蕾を真ん中において撮った写真を、明るく鮮やかに色味を変更して、スクエアにしました。

桜の木の下から見た枝が面白かった写真。枝の太い部分が邪魔でしたが、スクエアにすると邪魔なものも消えて面白かった部分が残りました。

●ワンポイントアドバイス

きょん♪「かわいい写真を撮るコツは、ピンクや赤など目を引く色を画面の中に入れること。ワンポイントになり、かわいい印象を与えられますよ」

むらいさち「春はお花の季節。僕は花を撮るときは何枚も何枚もいろいろな角度から撮って、いちばんかわいく写る場所を探します。ちょっと位置を変えるだけで写り方は、まったく変わります。写真は1枚撮って終わりにするのではなく、いろいろな場所から撮ってみてください」

◆撮った写真はプリントしよう◆

スマートフォンのおかげで、いつでも気軽に撮影できるようになりましたが、その撮りたまった写真、プリントしていますか? 画面の中だけでなく、フォトブックやプリントなど、手に取れる形で残すと、宝物のように愛着が湧いてくるから不思議です。フォトコレクションプラスなら、月額280円でフォトブック1冊かL判プリント30枚を作れるので、宝物が毎月増えていく楽しみを味わえます。家に飾ったり、おじいちゃんおばあちゃんに贈ったり…と、思い出を見える形で共有するのもいいですよね。ステキな写真が撮れたら、ぜひ形に残してみてください。

プロフィール画像

川野恭子(きょん♪)

写真家。神奈川県生まれ。Steidl Book Award Japan ノミネート。システムエンジニアの職を経て、「空をより青く撮りたい」という思いからカメラを手にする。キッチンから野の花まで、日常の何気ない景色を独特の色と光で切りとる作風で女性からの人気が高まる。執筆や講師、トークショー、広告撮影のほか、フォトツアーなど、多岐に渡り活動。横浜にて写真教室「Atelier photo*chocot 」を主宰。著書に『はじめてのデジタル一眼撮り方超入門』(成美堂出版)、『写真家きょん♪のふわっとかわいい「ゆるかわ写真」の撮り方ノート』(宝島社)ほか多数。

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むらいさち

沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。広告写真家の助手後、ダイビングやリゾート雑誌を出版している出版社のカメラマンとして、日本をはじめ世界の海へ訪れる。その後独立。現在は広告や雑誌の撮影を中心に活動。海だけに限らず世界のありとあらゆる場所で「しあわせのとき」をテーマに撮影を続けており、一年の多くを取材先で過ごしている。著書は写真集『きせきのしま』(小学館)、『LinoLIno』『ALOHEART』(LifeDesignBooks)、『FantaSea』(BUNKADO)。共著『よるのこどものあかるいゆめ』(作: 谷川 俊太郎、写真: むらいさち、 マイクロマガジン社)、『光と色の写真の教科書』(技術評論社)、トラベルマガジン『LUKETH』など多数。

監修

笠原竜太

写真家むらいさち 川野恭子のフォトライフマガジン『TORIPPLE(とりっぷる)』の創刊に携わる。自由に作品を発表できる場が欲しい…そんなふたりの写真家の想いから、フォトライフマガジン『TORIPPLE』は生まれました。 『TORIPPLE』のコンセプトは、写真家むらいさち と、川野恭子(きょん♪)の「今一番見せたい作品を見せる」というもの。 旅と日常をテーマにしながら、むらいさち、川野恭子の視点で自由気ままに発表しています。