【桜は繊細な生き物!】お花見に向けて再確認!やりがちマナー違反

【桜は繊細な生き物!】お花見に向けて再確認!やりがちマナー違反

東京でもいよいよ桜の開花宣言がなされ、今週末から来週末は、桜のスポットが花見客で賑わうのでしょう。桜も散れば、あっという間の初夏に。一時の春を楽しもうとする気持ちはわかるけど、浮足立った行動にはご用心。毎年花見の後はゴミの散らかりも多く、マナーが問題視されています。 その他、飲み過ぎによる急性アルコール中毒、過剰な場所取りなど、マナーの違反例はたくさん。何より注意したいのは、桜をはじめとする公園にあるものの扱い。場合によっては、罰せられるものもあるので要注意。

●場所取りのために桜の根をシートで覆う行為

桜は浅根性の植物であり、例えば根の上に車が往来して土壌が踏み固められると呼吸作用が衰えて生育不良や根腐れの原因になりやすいのです。

また、肥沃で適度の湿り気のある排水性の高い土壌を好み、乾燥や過湿状態に弱いという一面もあり、華やかさとは裏腹に繊細な植物…。

ゆえに、桜を近くで見ようと根元にビニルシートを張って陣取るのは、桜の生育を考えれば望ましくない行為。桜から少し離れた場所に位置取りをしましょう。

サクラ

●桜の木に寄りかかる行為も避けるべき

昔から「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」といういわれがあるように、桜を切ったり傷つけたりする行為はNGといわれています。なぜなら、桜は傷に大変弱い生き物。梅に比べ癒合組織が発達しにくく、傷が埋まりにくい桜は、一度傷がつくと、その部位から腐朽菌が侵入し、腐りやすい植物なのです。ゆえに、寄りかかるような行為も傷の原因となりやすいため、避けましょう。