•イライラした時には胸のツボを
「リラックスは胸の真ん中にある“壇中(だんちゅう)”というツボを押します。イライラした時に押すと、ちょっと落ち着くツボなんです。仕事がうまくいかずストレスが溜まったり、子どものことでカッとなってしまったりしたら、息を吸って吐く時にゆっくり押すのがポイントです。1、2、3で息を吸って、1、2、3で吐くぐらいのペースがいいです」
また、子どもがイライラしている場合は、胸を押すのではなく、背中側にある“身柱(しんちゅう)”という精神安定のツボを押したり、さするといいそうです。
「“身柱“は両方の肩甲骨の上の角を結んだ間、背骨を中心に真ん中あたりのことでそこを3本の指で軽く優しく触ります。なでるだけでもいいです。例えば、赤ちゃんが泣いた時に抱っこして赤ちゃんの背中を撫でたり、トントンと叩いたりしますが、“身柱”はちょうどその辺りにあり、理にかなっているんですね」
指圧を取り入れることで、疲れを取るだけでなく、リラックスし、親子の絆を深めることもできるかもしれません。
(文・吉田紀子)
