「ブーブ」「くっく」、わが子の幼児語を卒業させるコツとは?

「ブーブ」「くっく」、わが子の幼児語を卒業させるコツとは?

●子どもだから難しいだろう…という言葉も、あえて幼児期から聞かせましょう!

さらに、“子どもだから難しいだろう…”とわざわざ社会では使わない言い方で最初に言わせていると、あとで苦労するのは子どもだという。

「小学校6年生になっても“20日”を“にじゅうにち”、“8日”を“はちにち”と言う子どもが実際にいるんです。これも、幼児期からカレンダーを指差して『今日は、しがつはつかね(4月20日)』、『はちがつついたちね(8月1日)』と話して聞かせている家庭の子どもは、わざわざ教えてなくても、小学校に入学する前には正しい日付の読み方ができています。一度インプットされたものを修正するのはとてもやっかいです。聞いたことをどんどん吸収して覚えてしまうのが子どもです。だからこそ、赤ちゃん扱いするのではなく、通常使われている言い方も会話のなかに取り入れていってくださいね」

言葉は生まれつき備わっている本能ではなく、環境によって育まれるもの。だからこそ、親御さんや周りの大人が正しい日本語を話すことを心がけましょう!
(構成・文/横田裕美子)

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立石 美津子

子育て本作家・講演家。著書は『一人でできる子が育つ テキトーかあさんのすすめ』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたったとき読む本』『1人でできる子になるテキトー母さん流子育てのコツ』『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方 』など。