戦後の木製模型から始まった!タミヤの歴史を紹介

戦後の木製模型から始まった!タミヤの歴史を紹介

男の子のいるご家庭ならば、一度は通るであろうプラモデルやラジコン。それら模型最大手であるタミヤの社長、田宮昌行さんが亡くなっていたことが明らかになり、Twitter上ではファンの悲しみの声にあふれています。男子から絶大な支持を受けるタミヤとは、そもそもどうして今のような会社になったのでしょうか。その歴史を紹介します。

●木製模型からプラスチック製模型で大ヒット!

タミヤ創業者の田宮義雄さんは、戦後木製の模型で、戦艦大和など戦艦や飛行機の模型を制作していました。しかし時代はプラスチック模型へと移り変わっていきます。そこで投入された、単2形電池2本で自走する戦車のプラスチック模型が大ヒット! タミヤの地位を確固たるものにしていきます。

特にタミヤの模型はその精巧さが人気の秘訣と言われており、戦車や戦艦に取り付けられているボルトの一つひとつが、ただの凹凸ではなく、しっかり六角形に加工されているなど、目を見張るほどの職人芸が世界的にも評価されたのです。

戦車のプラモデル

●スーパーカーブームから始まるRCカー

1970年代になると、スーパーカーのブームが起こり、同時期にリモコンで模型を操作するRCカーが登場します。後にRCカーのレース番組が放送されるなど、空前のRCカーブームに。なかでもタミヤは京商と並び、トップメーカーとして圧倒的なシェアを拡大していきます。

また、RCカーの改造には不可欠な塗料や工具などの販売も手がけ、プラモデル制作には欠かせないメーカーへとも変わっていくのです。