●ウイルスとは違うの?ランサムウェアの正体
ランサムウェアはコンピューターウイルスの一種で、色々な方法でPCに感染し、感染したPCに悪影響を及ぼすソフトウェアです。普通のウイルスと異なるのは、ランサムという言葉が身代金という意味であることからわかるように、身代金を要求するという点。
身代金を要求されると言うことは、人質がいるということ。ランサムウェアに感染すると、PCの中にあるExcelやPhotoshop、その他有名ソフトで作成したあらゆるファイルが、勝手に暗号化され、開くことができなくなります。これらのファイルを元に戻して欲しければ、身代金を払えと要求される、というわけですね。

●怪しいメールを開かなければ問題ない?
ウイルス対策として、怪しいメールを開かなければ大丈夫とよく言われますが、今回猛威を振るっているランサムウェア「Wanna Cry」は、感染経路としてWindows8.1以前のWindowsにあった不具合を利用しているとのこと。同じWi-Fiに感染したPCが繋げられたら、怪しいメールを開いたり、怪しいサイトを開いたりしていなくても感染してしまう可能性があります。
これを受けて、マイクロソフトは緊急のアップデートを配布中。こちらのアップデートを適用すれば、感染することはないので、対策としては真っ先にWindows Updateを実行することがオススメです。
