●どの年齢でも動画視聴は人気
YouTuberの人気などに代表されるように、今や子どもの娯楽はネット動画が主流のようです。調査結果でも、全年齢でネットの利用内容は動画視聴がトップという結果に。3歳頃からゲームの利用比率が4割と高くなり、小学校に入ると7割の子どもがネットでゲームを遊んでいるようです。
また、ネットの利用として危惧されているコミュニケーションツールがそれまで2〜3%だったものが、7歳から利用率が一気に10%を超えることから、小学校に入ってすぐにSNSなどを始める子どもも増えてきていることが予想できます。
●対策は親の目に頼るのが現状
ネット利用率が高いと必要になってくるのが、やり過ぎに対する対策。ほとんどの過程では、大人の目の届くところでネットをさせるという対策が行われており、次いで利用時間や場所といったルールを決めるといった方法がとられています。
一方で、フィルタリングの実施度はまだまだ低く、全年齢を通じても、実施しているのは8%。フィルタリング自体の認知度は9割を超えているのに対して、しれっているけれども実施はしていない家庭が多いようです。
YouTubeなどは外出先でも子ども向けの動画が見れることから、親にとってはありがたい反面、小さい頃からネット端末が身近になってしまうのが悩みどころ。他の家庭の情報も参考に、時代に合ったネット機器との接し方を探っていかないといけないのかもしれません。
(文・姉崎マリオ)
