読書をすれば頭がよくなる?!

読書をすれば頭がよくなる?!

●年齢別、本の選び方とは?

具体的にどんな本を読んだらいいのだろう?

「3歳から7歳までは、自分と同じ年頃の登場人物や動物など、自己投影できる題材を、母親の読み聞かせや、本人の音読を組みあわせてあげてください。8歳から12歳までは、ファンタジーや科学本、海外文学、歴史文学など、日常とは違う世界観を味わうと効果的です。10歳の後半ぐらいからは、ぜひ大作に挑戦してください」

子どもに勉強をやらせるのは無理でも、読み聞かせなら出来るという母親もいるだろう。ぜひ今日から海馬を刺激してみてはいかがだろうか?
(取材・文/谷亜ヒロコ)

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黒川伊保子

脳科学コメンテイター

㈱感性リサーチ代表取締役、人工知能研究者/脳科学コメンテイター。奈良女子大学理学部物理学科卒。人工知能エンジニアを経て、感性の研究者に。テレビや雑誌にもたびたび登場。著書に「恋愛脳」「夫婦脳」(新潮文庫)、「日本語はなぜ美しいのか」(集英社新書)、「英雄の書」「女は覚悟を決めなさい」(ポプラ社)など。