●汚れていない場合は、刃の修復を
汚れていないのに切れ味が悪い場合は、刃自体に問題があるので、刃の修復を試してみましょう。簡単な方法は、アルミホイルを折りたたんで5枚重ねくらいになるようにし、ハサミで何度か切りましょう。これだけで刃の傷がなくなります。実はアルミホイルはハサミで切ると、切れた部分が圧力で溶けて、歯の欠けた部分にくっつき補ってくれるんだとか! 表面がつやつやしているクロムメッキのドライバーをハサミでカチカチ挟むだけでも同じ効果が得られるそうです。
留め具がネジのハサミなら、ハサミを分解して砥石を使って自分で研ぐこともできます。ポイントは絶対に刃と刃が重なる側の平らな面は絶対に研がないこと!ここを研いでしまうとまったく切れなくなってしまします。普段外側になっている斜めになっている刃の部分があるので、ここを研ぐようにしましょう。
手軽に買えるからこそ、気がつくと、ペン立てや机の引き出しが切れないハサミだらけになっているなんてこともありがち。切れなくなったらすぐに新しいハサミを買ってしまうのではなく、手軽な方法で切れ味を復活させてみてはいかが?
(文・姉崎マリオ)
