子どもの授業参観で見るべきポイントと気を付けたいマナー

子どもの授業参観で見るべきポイントと気を付けたいマナー

子どもの授業参観といえば、日ごろ家では見られないわが子の学校での様子が見られる絶好の機会です。せっかくの機会だからこそ、しっかりどこを見たらよいのか? 見るポイントとは? また、気を付けたい保護者のマナーとは? 元教師で教育評論家の親野智可等先生にお話しを伺いました。

「授業参観は、家では見ることができないお子さんの一面を見ることができるチャンスです。学校での生活態度はもちろん、勉強の理解度や交友関係など。また、学校の先生、授業内容、環境づくりなど、ぜひいろいろな角度から観てほしいですね」(親野先生 以下同)

では、観るべきポイントとは?

●わが子の授業の様子

「授業中、お子さんが集中できているか? ちゃんと話を聞けているか? 授業内容を理解しているか?授業中の姿勢はどうか? などを見てほしいですね。あとは、クラスの雰囲気や友だちもチェックするよい機会です。先生についても、なかなか子どもからの情報だけでは把握しきれないと思うので、どんな先生なのか? を親の目を通して把握しておきましょう」

●わが子の休み時間や掃除中の様子

「授業中だけでは、子どもの真面目な姿しか見られません。なので、もっと授業以外の時間も見てほしいですね。例えば、休み時間は子どもたちが遊んでいる様子を見ることができますね。わが子はどのような過ごし方をしているのか? 休み時間は子どもたちの素の姿が見られますので、友達との関わり方、コミュニケーションとれているか? などがわかります。また、掃除の時間も、わが子の働き具合や協調性、人間関係なども垣間見ることができますのでおすすめです」

お話しを伺った人

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親野智可等(おやの・ちから)

教育評論家

長年の教師経験をもとに著書やメルマガで勉強法や子育て法を提案。全国各地の小・中学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会で大人気。講演依頼とメルマガ登録は「親力」で検索してウェブサイトから。