●家は、“くつろげる安らぎの場”になっていない子どもは結構多い
本来、家というのは“くつろげる安らぎの場所”でなければならないという。
「家がくつろぎの場所になっていない家庭がけっこうあるのです。親の愛を実感できず気持ちが満たされないために、学校でその反動が出てしまいます。こういった子は、後々さらに大変になります」
思春期以降に爆発してしまい、大問題を引き起こしてしまったり、反抗期以上の反発をしてしまうケースも。さらにそこでも抑えられてしまうと、大人になってさらなる問題を起こす危険性も。後になれば後になるほど大変な状況になるからこそ、気を付けてほしいという。
「家は、子どもにとっては子宮の延長のような安らぎと癒しの場でなければなりません。家で息抜きして充電できてこそ、外で頑張れるのです。やるべきときに、きちんとやれる子であれば大丈夫です。それに、参観日に親の姿を見て舞い上がって喜んでしまうくらいの方が、子どもとしては健全ですよね」
親の前でお子さんがありのままの姿を見せられる親子関係が何より大事。ぜひ、お子さんの授業参観の際は、そんな思いも巡らせながら見守ってあげましょう!
(構成・文/横田裕美子)
