
冒頭、豊田議員は「まずは、私のことでこのような大きなお騒がせをし、ご迷惑をおかけいたしましたことに、深くお詫びを申し上げたいというふうに思います。本当に申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げ、予想外の長い入院に伴い、謝罪が遅くなった旨を説明。
元秘書が公開した録音テープについて聞かれると「私も音声を聞くたびに本当に呆然としてしまいますし、『どうしてこんなこと言っちゃったんだろう』というふうに思います。私の言動というものは、たとえどんな事情があったにせよ、決してあってはならないことであります」とコメント。
さらに元秘書に対する暴行に関しては、目下、刑事事件として捜査中であることを前提に「(週刊)新潮さんだったと思いますが、『(元秘書の)顔が腫れ上がるほど殴られた』という記述がありました。でも、顔が腫れ上がってなかったことは客観的に証明されています」と否定。暴行があったとされる当日もその翌日も、元秘書が何百人という人に会っており、多くの人が「腫れていなかった」という事実を認めていると主張した。
謝罪会見のわりには笑顔を浮かべることも多く、そんな態度を記者に指摘されるシーンもあった豊田議員。終盤は、事の発端となる暴言データを公開した『週刊新潮』の記者と対峙。突如声色が変わり、激しい論争になりそうになる瞬間もあった。
(文/タカザワ紅緒)
