家事+育児+仕事…大変!…が働くママは専業ママより幸福感が高い!?

家事+育児+仕事…大変!…が働くママは専業ママより幸福感が高い!?

夫のストレスを減らすにはズボラママになるのもアリ?

「ママのストレス原因は夫」というのはよく聞く話。家事や育児に非協力的な夫にストレスを感じるようですが、そんな夫を改善する手立てはあるものでしょうか?

専業ママより働くママのほうが幸せ?仕事とストレスの関係性とは

「妊娠後期~出産~産後3カ月までを追った調査によれば、ママが完璧だと、パパは手を出さない傾向が強いのに対し、ママが完璧でないと、パパが本能的に子どもを守る傾向が高いことが分かっています。ママが求めるものが高いと、やはりパパは手を出しにくくなるので、パパが入り込んできやすい状況を作るために、家事・育児を分担するのが賢明だと思います。ただ、任せたことに対し、完璧を求めないこともポイントです」

他にも、気軽に気分転換するために、プチごほうび習慣も大切なのだとか。

「ストレスは“日々積もる”ものなので、1カ月に1回のような長いスパンでのごほうびよりも、小さなことでいいので、毎日のお楽しみを盛り込めるとリセットしやすくなります。例えば、おいしいものを食べたり、友人や家族にグチを聞いてもらう、寝る前に好きな本を読むなどがオススメです」

家事・育児と仕事をバランスよく行うのは難しく、肉体的にも疲労がたまりやすいでしょう。しかし、働くことでお金以外のメリットが生まれる可能性もあります。働くためには、最初の1歩を踏み出す勇気が必要ですが、思い切って飛び出してみると、より充実した生活になるのではないでしょうか。
(文・奈古善晴/考務店)

お話をお聞きした人

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佐藤めぐみ

育児相談室「ポジカフェ」主宰

イギリス・レスター大学大学院修士号(MSc)取得。オランダ心理学会(NIP)認定心理士。現在は、ポジティブ育児研究所でのママ向けの検定事業、育児相談室「ポジカフェ」でのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動などを通じ、子育て心理学でママをサポートする活動をしている。著書に「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」など。