【調理後も注意!】子どもがグリルやけどをしてしまう理由とは?

【調理後も注意!】子どもがグリルやけどをしてしまう理由とは?

煙もあまり出ず、最近はオーブンとしても利用できたりと使い勝手が良くなってきているコンロのグリル。とても便利ですが、1〜2歳児のグリルでのやけどが後を絶たないようで、国民生活センターからも注意が発表されるほど。一体どうしてやけどしてしまうのか、そして対処方法についてまとめます。

グリルの高さはつかまり立ちにぴったり

医療機関ネットワークに寄せられた情報によると、グリルでやけどをした子どもの月齢別の比率は、13カ月が圧倒的に多く、続いて14カ月、20カ月となっています。13カ月前後と言えば、多くの子どもがつかまり立ちを覚える時期。これまでの世界から視点が高くなり、一気に行動範囲が広がる時期です。

そしてグリルの高さはほとんどが80cm前後。これは1歳児が手を上に伸ばせば、ちょうど手をつきやすいくらいの高さ。そのため、やけどをした場所も人差し指から薬指までの指先が多く、つかまり立ちで歩いていて、グリルのガラス面に手を触れてしまってやけどをするケースが多いのだとか。

【調理後も注意!】子どもがグリルやけどをしてしまう理由とは?

意外と熱い!グリルの外側

冷め切らないグリルのなかを洗おうとして、うっかり触って熱い思いをしてしまったことのある人もいると思いますが、実はグリルは外側もかなり熱くなるものが多いのだそう。

国民生活センターのテストでは、魚を焼いたときのグリルのガラス部分は、最高で150度にも達したそうです。さらに焼き終えた後、50度以下に下回るまでにも15分必要だったとのこと。皮膚の薄い子どもの手には、かなり危険な状態であることが容易に想像できます。