早く片付けてはNG!増えすぎた夫の持ち物どうやって処分してもらう?

早く片付けてはNG!増えすぎた夫の持ち物どうやって処分してもらう?

溜め込みはコレクションに限らない。思い出の品が捨てられない夫も

特に何かをコレクションしているわけじゃないのに、やたらと持ち物の多い人もいますよね。そんな夫にはどうやって処分してほしいことを伝えればいいでしょうか?

「これまで数多くの片付け相談を受けてきましたが、持ち物の多い男性の特徴のひとつとして、“過去に縛られている”ことがあげられます。たとえば過去の栄光を思い出させる青春時代の部活用品や、既に終わって見返すこともない仕事の資料など、なんらかの“思い入れのある品”が捨てられないでいるのです。ここでもやはり、持ち物を一旦全部出してもらって、見える状態にすることから始めます。そして、思い入れのある品については、とことん思い出を語ってもらいましょう。持ち物は心と直結しているもの。妻に語って思い出を浄化させる作業をすると、意外にあっさり手放せるようになりますよ」

本音は「今すぐに捨ててほしい」と思っていたとしても、まずは相手に歩み寄ったうえで、少しずつ時間をかけてものを減らしていくことが大切なのですね。
(文・宇都宮薫)

お話をお聞きした人

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中山真由美

インブルーム株式会社 取締役(整理収納サービス事業部責任者)

整理収納アドバイザー。「整理収納」サービスと電撃的な出会いをしたことで、子供の頃からの「捨てベタ」「しまいベタ」を克服。この経験を元に、インブルームで整理収納事業を立ち上げ、個人宅や法人の整理収納コンサルティングやマンションの間取りの提案や監修、セミナーを精力的におこなっている。雑誌での連載や特集記事、テレビ、講演など幅広く活躍中。 著書に『心も整う「捨てる」ルールと「しまう」ルール』(集英社)『捨てられずにいる不用品の「捨てどき」がわかる本』(扶桑社) などがある。