処分が楽しくなる?夫婦それぞれの持ち物を増やしすぎないコツは?

処分が楽しくなる?夫婦それぞれの持ち物を増やしすぎないコツは?

売ったり保管してもらったり。各種サービスを利用しよう

「捨てる」以外の選択肢として頭に入れておきたいのが、物の「買い取り」や「保管」のサービスです。利用できそうな業者をあらかじめ夫婦でピックアップしておくといいそう。

「不用品はリサイクルショップなどで買い取ってもらうと、微々たる金額だったとしても、ただ捨てるよりも気が晴れますよ。最近は、洋服や本を着払いで送れば、後からお金が振り込まれる便利なサービスを展開している業者さんもありますので、上手に利用して心置きなくものを手放してほしいですね。

どうしても捨てられないものがある場合は、一箱単位から預かってくれる保管サービスを利用するのはいかがでしょうか。自分の預けたものの写真をネット上で見ることができたり、使いたいときには送り届けてくれるので、とても便利ですよ」

ただゴミとして出してしまう以外の選択肢をもっていれば、ものをスムーズに手放すことができそうです。ものが溢れた住環境にしないためにも、夫婦それぞれの持ち物は責任を持って管理・処分していきたいですね。
(文・宇都宮薫)

お話をお聞きした人

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中山真由美

インブルーム株式会社 取締役(整理収納サービス事業部責任者)

整理収納アドバイザー。「整理収納」サービスと電撃的な出会いをしたことで、子供の頃からの「捨てベタ」「しまいベタ」を克服。この経験を元に、インブルームで整理収納事業を立ち上げ、個人宅や法人の整理収納コンサルティングやマンションの間取りの提案や監修、セミナーを精力的におこなっている。雑誌での連載や特集記事、テレビ、講演など幅広く活躍中。 著書に『心も整う「捨てる」ルールと「しまう」ルール』(集英社)『捨てられずにいる不用品の「捨てどき」がわかる本』(扶桑社) などがある。