赤の要素をプラスすることで、おめでたい雰囲気がアップ
「お正月を迎え、おめでたい気分を高めるときには、赤いアイテムを加えるといいですよ」と平岡さん。

「シンプルな赤いお皿は、お祝いの席にピッタリ。クリスマスや誕生日などにも使えるので、1枚持っておくと便利です。それ以外にも、テーブルの上に赤いアイテムがあると華やかに。たとえば、箸袋を赤い紙で手作りするのもおすすめ(下写真)。今回はワックスペーパーを使いましたが、和紙などで作ることもあります。箸袋のほか、お料理の下に敷いたり、包んだりするのにも使えるので、手軽に赤をプラスできますよ」(平岡さん、以下同)
上の写真でお皿にのせた笹の葉や南天の葉も、お正月らしさをプラスするアイテム。南天の葉をお料理の上にのせたり、笹の葉の上にお料理をのせたりして使うとよいそう。

また「箸置きや豆皿には、富士山やひょうたん、小槌、鯛、花、寿や福の文字入りなど、縁起物をあしらったものが多い」と平岡さんは言います。
「箸置きや豆皿は、どんな形や柄のものでも普段使いできるので無駄がありません。ほかにも爪楊枝やピックなども、赤をあしらったかわいいものがあるので、お料理に挿と少し彩りを加えることができますよ」
白い陶器の重箱なら、普段使いもできてスタイリッシュ
おせち料理と言えば、重箱。とはいえ、重箱を使う機会はなかなかなく「わざわざ買うのももったいない」と、買わずに済ませがち。
「昔ながらの黒と赤の重箱は慶事のときにしか使えないイメージが強いですが、最近はスタイリッシュなものも増えています。たとえば、私は白の陶器でできた重箱を愛用しています。持ち運びはしにくいですが、ホームパーティのときにおかずやおつまみを入れて出したり、ちょっとした小物を入れるのにも使えます。おしゃれな雰囲気も出しやすいですよ」

また、平岡さんの家では「お屠蘇を飲むときのおちょこは、金色で華やかなもの」を使っているそうです。
「底の浅いおちょこであれば豆皿代わりにもなるので、普段、日本酒を飲まない方でもお正月用に用意しておくと便利です。これくらいは思いきり華やかな色のものを使いたいですね。また、おせち料理は色合いの濃いものが多いので、透明の小皿にのせるとバランスがよく見えます」
