1●参道を歩く時、どこを歩いても良いの?
参道や境内を歩く時、真ん中を歩く人をたまに見かけますよね。でもそれ、NGマナーです!
「どうして真ん中を歩いてはいけないかというと、それは神様が通る道だからです」(新谷教授、以下同)
では、真ん中以外ならどこでも良いのでしょうか?
「左側通行のイメージで、歩くのが良いと思います。というのも、右利きの人にしてみれば左を歩く方が、たとえば右から攻撃された時に利き腕の右腕で対抗できます。心理的にも、右利きの人は左端を歩くほうが安全で、おそらく自然とそうしていることが多いと思います。それは神社仏閣に行った時も同じです」
神様に会いに来ている立場なのに、神様の通り道を堂々と歩くというのは、とても失礼なこと。自分はどこを歩いているか考えてみたら、あまり人が多くない神社だと、つい真ん中を歩いてしまっているかもと気づき、反省…。同じような経験がある人はきっと多いはず。これからは、真ん中は避けて歩くようにしましょう。ただし、神社によっては、あらかじめルールを決めているところもあるそうです。その場合は、神社のルールに従いましょう。

2●お参りする時間はいつでも関係ない?
続いて、参拝する時間帯についての疑問。旅行なら昼間の明るいうちに行くことが多いけど、近所の神社だと、通りがかった時にフラッとお参りすることが多いですよね。参拝の時間って、いつでも変わりはないのでしょうか?
「参拝は基本的にいつ行っても問題はありませんが、より良いのは午前10~12時くらい。気持ちをさっぱりさせた状態で行くのは、お昼前までが形のいい時間帯です」
いつも午前中に参拝するというのはなかなか難しいこと。基本的にはいつでも参拝OKとのことですが、できる限り意識してみると良いのかもしれません。