手作り望遠鏡キットも売っている
VIXENでは、望遠鏡を手作りするワークショップを不定期で開催しているそう。その時に使うのが、手作り望遠鏡キット。最近では、これらキットをネット通販で購入することも可能だとVIXENの研究開発部・開発課課長の加島信次さんは話します。
さすがに望遠鏡を手作りするというのは難しいかもしれないと思っていましたが、キットを使えば簡単に作れるんですね。でも、結局キットを買わなきゃいけないのか…。
と、思ったのですが、キットの中身を見てみるといたってシンプルで、トイレットペーパーの芯のような筒がひとつと、レンズが2枚(接眼レンズと対物レンズ)入っているのみ。これならキットを買わずとも作れるのではないか…。そう思い、無礼を承知でキットを買わずに望遠鏡を作る方法を聞きました。

100円ショップの虫メガネと余っている筒でレッツトライ!
まず望遠鏡を作るうえで必要なものを聞いたところ、「トイレットペーパーやサランラップの芯、お菓子の空き容器などの筒状のものと、凸レンズが2枚あれば“ケプラー式”の望遠鏡を作ることができます」とのこと。
一般的な天体望遠鏡よりもレンズとしての性能は落ちてしまうようで、例えば土星の環っかまではさすがに見えないそうですが、月のクレーター程度ならその存在を見つけることができるのだとか。
では、さっそく作り方をご紹介。
【ケプラー式望遠鏡の作り方】
材料
・大きさの異なる虫メガネ…大小それぞれ1個
・大きさの異なる筒…大小それぞれ1個
・黒いフェルト…適量
・テープ…適量
作り方
1)大小それぞれの筒の内側全体にフェルトを貼る
2)大きいほうの筒に大きいほうの虫メガネをくっつける
3)小さいほうの筒に小さいほうの虫メガネをくっつける
4)それぞれのレンズが外側に来るように組み合わせたら完成!
作り方の手順としては、たったこれだけ。子どもと一緒に作ることもできるので、楽しくチャレンジできそうです♪
