
冬は予約も取りやすい、キャンプ場でデイキャンプ焚き火
東さんによれば、冬こそアウトドア初心者にメリットが多いそうです。
「まず焚き火をどこでやるかというと、キャンプ場を借りるということになりますが、冬は、キャンプ場がすいているというのが1つの大きなメリットです。東京都内にもいくつかキャンプ場がありますが、それらは暖かい季節には、なかなか予約が取れなかったり、取れても混んでいたりしますが、冬は予約も取りやすく、すいています」(東さん、以下同)
東京都内で冬でも焚き火などのデイキャンプを楽しめるキャンプ場として、若洲海浜公園や平和島公園キャンプ場、本門寺公園キャンプ場などがあります。
また、蚊に刺されない、標高の低い都心でも暑くないので快適という点も、冬のアウトドアのメリットだそうです。
子どもに火の「面白さ」と「怖さ」を教えるいい機会に
焚き火をしながら、ゆらゆらと燃える火を見ていると、なぜか飽きないもの。しかし、普段、現代生活をしていると火が燃えるのを見たことがないという子どもは多いものです。焚き火は、火が燃えるのを子どもたちに近くで見せてあげられ、火の面白さはもちろん、その危険性も体感させることができます。
「火が燃え始めたら、子どもと一緒に少し近づいてみて『火って、近づくと熱いよね』と、体験しながら教えることができるので、火の危険を身をもって感じさせることができます。また、焚き火に限らずキャンプなどでも同じですが、焚き火台を組み立てたり、着火用の小さな木の枝を拾ったりと、子どもでもお手伝いできることがあるので、段取りを考えながら準備をする力が身につくのも、子どもと一緒にキャンプや焚き火をやるメリットですね」

大人がメインのバーベキューでは、すべて大人が準備して、子どもは食べるだけとなりがちですが、できるだけ子どもにも役割を持たせて、一緒に準備から片付けまで行う方が、子どもも楽しめるようです。