道具は4つだけ!冬だからこそ楽しいアウトドア「焚き火」の始め方

道具は4つだけ!冬だからこそ楽しいアウトドア「焚き火」の始め方

地面に直火はNG! 焚き火台を用意して

焚き火といっても、地面で直接火を燃やすのはキャンプ場でも禁止の場合が多いです。では、どうするかというと「焚き火台」なる道具を使います。

「折りたたみ式で持ち運べる焚き火台がありますので、それを持って行きましょう。炭をおこして上に網や鉄板を乗せれば調理に使えるものもあります」

焚き火台

これらは、スノーピークやユニフレーム 、モノラルといったアウトドアメーカーから発売されています。そのほか、焚き火に必要なグッズは次の通りです。

・焚き火台
・薪
・着火剤
・着火ライター

焚き火をやるために必須のグッズはこの4つ。着火剤は、小枝や牛乳パックなどでも代用できますが、薪と一緒に購入しておいたほうが、楽に火を着けることができます。

「火を起こすのは難しいと思われがちですが、着火剤を使うと、意外と初心者でもすぐに火をつけられるので安心ですよ」

焚き火を楽しむコツは、目的を絞ること

焚き火に限らずですが、初心者がアウトドアを楽しむコツは、欲張りすぎないことだそう。料理も焚き火もと目的を広げずに、潔く今日は焚き火だけ、と絞ってしまった方がいいそうです。

「バーベキューもして、料理にもこだわって、その後焚き火をしてと、欲張りに計画を立ててしまうと、親も子も疲れてしまい楽しめません。例えば、焚き火をするというのを1番の目的にするなら、食事は水筒にお湯を入れてもっていってドライフードを食べるだけにするとか、シングルバーナーで簡単に作るだけでOKとしてみてはいかがでしょうか? 残りの時間はひたすら焚き火で温まりながらのんびり何もしないで過ごすというのがおすすめです」

お湯を沸かしてスープだけ作り、あとは持っていったおにぎりを食べるなど、手抜きアウトドア料理でいいということですね。張り切りすぎるとかえって疲れてしまい、「アウトドアなんて面倒臭い」となってしまいがち。これくらい手抜きして、いい意味で「テキトーに」楽しみましょう。

お話をお聞きした人

東麻吏

フリー編集者、webコンテンツアドバイザー。アウトドアユニット「外あそびtete」を、登山ガイドの栗田朋恵さんと共に主宰。子どもと一緒に自然遊びをしたいけれど、どうすれば? という母親や父親に、最初の一歩を踏み出すお手伝いができればと結成。「母による母(父)のための自然あそびワークショップ」を開催している。著書に『母と子のためのハイキング&キャンプ』(地球丸・刊)がある。

『母と子のためのハイキング&キャンプ』(地球丸・刊)