
アサリを見つけるには“浅く広く掘る”が鉄則!
「アサリが生息しているのは、砂の下から10センチ以内のところ。深く掘っても意味がないので、“浅く広く”が鉄則ですね。また、アサリは一カ所に固まる性質があるので、ほかの方がすでにアサリを獲れている場所の近くを狙うといいと思います」(根本さん 以下同)
また満潮が迫っていて時間があまりないときは「係員の人に『どの辺りで獲れますか?』と聞くのも手」とのこと。
「我々としても、せっかく足を運んでくれたお客さまがアサリを獲れなくてガッカリしてしまうのは悲しいものです。もちろん自分で発掘するのも醍醐味ですが、時間がないときは、どんどん聞いてください」
アサリとよく似た「バカガイ」は、砂抜きが大変
潮干狩りといえばメインで獲れるのは「アサリ」だが、海にはアサリ以外の貝も生息している。
「一番メジャーなのは『バカガイ』と呼ばれる貝です。形状はアサリと似ていますが、表面がツルツルしており殻が薄く、割れやすいのが特徴。お寿司屋さんでは“青柳”として提供されるおいしい貝ですが、砂抜きが大変なのが欠点ですね。運がよければ“ハマグリ”がいることもありますよ」
ちなみにバカガイの砂抜きは沸騰した塩水に入れて貝が開いたら、貝から一つひとつ身を取り出して砂を洗う。さらに水を変えて同じ工程を何度も繰り返す必要がある。
ほか「ツメタガイ」「サルボウ」「カガミガイ」など、あまり知られていない貝がいることも。正体や食べられるかどうかがよくわからないときは、係員の人に確認したほうがいいだろう。
