サロンシャンプーって本当にいいの?厳しく検証

なんとなく髪に良さそうなイメージのあるサロンシャンプー。でもサロンシャンプーならどれでも「本当に」いいのでしょうか?サロンシャンプーの姿に迫ってみましょう。
①そもそもサロンシャンプーとは
サロンシャンプーとは、サロンで使用されまた販売されているシャンプー。ドラッグストアにある市販品よりも、基本的に髪によい成分が配合されているため一般的に市販品のものより高価で、2000〜3000円以上のものが主流です。
基本的には、「専門的な知識のある美容師さんが実際に髪を見て触って判断して、おすすめして販売する」という位置付け。
またサロンで使うシャンプーは、綺麗にカットやカラー、パーマをするために髪の汚れや整髪料を落とす洗浄力が必要。そのため強めの洗浄パワーが必要な場合が多く、数カ月に1度使用するサロンでのシャンプーと、自宅で毎日使うものが一緒でいいかどうかも考えどころです。
②値段だけ高く、市販品とは変わらないものもある
サロンシャンプーも無数に種類があって、中には成分は市販の安価なものと変わらないのに値段だけはサロンシャンプーの値段、というものもあります。「サロンのものだから高品質!」と鵜呑みにしてしまうのはちょっと危険ですね。
③美容師さんおすすめシャンプーが全ていいとは限らない・・・

サロンで髪を扱ってくれる美容師さん。オススメされれば「プロのいうことだから」とすぐに信じて購入してしまいがちですが、ちょっと注意が必要です。
というのも、シャンプーの善し悪しは、結局のところ髪の悩みや質、そして相性によるところが大きく、有名で人気商品でもあなたの髪には合わない、ということがあり得ます。あなたの髪を熟知していないことから、オススメされたシャンプーがイマイチ…というのは実はよくあること。
また、残念ながら美容師さんの中にはシャンプーの成分などにあまり詳しくない人もいたり、自分のサロンにあるもの以外の良いシャンプーを知らなかったりすることも。
④よくサロンシャンプーがネットで買えるけど、サロン限定じゃない!?
美容室でしか買えない「サロン専売品」。しかし実際はあちこちのネットショップでサロンよりずいぶん安い値段で販売され、完全に価格破綻しているものもあります。これは一体なぜでしょうか。
基本的にサロン専売品を作っているシャンプーメーカーは美容室のみで取り扱いをする約束をして販売ディーラーに売っています。しかし販売ディーラーや美容師がこっそり売っている場合や、旧モデルを安く卸して販売している、倒産した美容室や卸店の在庫品…など諸説あります。買う側としては安く手軽に買えればうれしいのですが、品質が保証されていない可能性もあり難しいところですね。
とここまで、サロンシャンプーについてネガティブな話が多くなりましたが、一般的には市販のシャンプーより、サロンシャンプーのほうが優れていると言えます。では、なにがどう違うのか見ていきましょう!
サロンシャンプーと市販シャンプーどこが違うの?

市販品とあまり質の変わらないものはさておき、サロンシャンプーの大半は髪にいい良質なシャンプー。ドラッグストアなどで手に入るものとはどんなところが違うのでしょうか。それぞれのメリット&デメリットを整理してみました。
サロンシャンプーの特徴やメリット・デメリット
有名なサロンシャンプーとしては、ルベルやミルボン、デミが挙げられます。
《メリット》
■髪や頭皮に優しい成分を使っている
大きな違いは洗浄成分です。髪を傷めず優しく洗い上げるアミノ酸シャンプーが主流で、頭皮の必要な皮脂を奪いすぎず刺激も少ないのが特徴。頭皮や髪自体を健やかに保つことができます。
■プロの美容師の判断によって髪質に合ったものが選べる
ネットでも買えますが、サロンでならプロの美容師があなたの髪に合ったものをオススメしてくれます。ですから「何がいいのかよくわからないままシャンプージプシーになる…」ということもありません。
《デメリット》
■価格が高い
商品にもよりますが、2000円から3000円を下回るサロンシャンプーはあまりありません。アミノ酸系は製造コストが高いためどうしても高価になってしまいます。コンディショナーやトリートメントなども揃えると、安価とは言いにくいでしょう。
またサロンでは値引きされないことが普通です。
■購入できる場所がある程度限られる
基本的にはサロン専売。ですからなくなるたびに美容院に足を運ばなくてはいけません。ただ商品によっては、先述のようにネットショップで安く手に入ることも。
市販シャンプーの特徴やメリット・デメリット

《メリット》
■低価格
市販シャンプーの最大のメリットとも言えるのは、その価格。1本数百円から買えますし、量販店などのセールなどを利用するとよりリーズナブルに手に入れることができます。
■どこでも購入しやすい
市販品ですから、スーパーやドラッグストア、インターネットなどでも取り扱っているお店が多く手に入れやすいので、「もうなくなりそうなのに買いに行けない!」というストレスがありません。
《デメリット》
■髪に優しくない成分が使われているものも
市販品の多くは「高級アルコール系」と言われる洗浄力の強すぎる界面活性剤を使っており、頭皮の皮脂をごっそり落とします。乾燥フケや反対にベタつきなどの原因になりやすく、敏感肌の人は肌荒れを起こすことも。