初心者でも元が取れる“お得”な便利野菜5選

初心者でも元が取れる“お得”な便利野菜5選

野菜作りは、自分で育てること自体に金銭には代えがたい価値がある。なんて思っていても、始めた以上は得をしたいと考えてしまうのが人の性というもの。そこで、家庭園芸にくわしい「サカタのタネ」広報宣伝部の藤田杏奈さんに“お得”な気分になれる“リアル節約”便利野菜を5つ選んでいただきました。 ※育てやすさや栽培時期については、代表的な品種を温暖地で育てた場合を想定した目安。また、選んだ5品目については、ガーデンレタスミックスを除き、初心者は種よりも苗から始めるのがオススメです。

摘み取って使える便利すぎる葉物野菜「ガーデンレタスミックス」

様々な色や形が楽しめる「ガーデンレタスミックス」

葉物野菜は気象、天候によって値段が高くなりがち。また、安い時に多めに買っても保存があまり効かないという難点があります。そこでおすすめなのが、数種類のレタスの種がミックスされている「ガーデンレタスミックス」です。

「サラダの材料や付け合わせとして重宝するガーデンレタスミックスは必要な分だけ摘み取りながら収穫できるので、効率よく長く楽しめます。大きく育てないのであれば、種まきから約1ヶ月で収穫できるのも魅力。作れる時期も長いので、種の使用期限と保存方法に注意しながら時期をずらしてまけば、さらに長く収穫できますよ」(藤田さん)

<ココが“お得”>
・間引きしたもの、若取りしたものも「ベビーリーフ」として無駄なく使える
・少ない土でも栽培でき、水抜き穴を開けたペットボトルなどでも栽培可能

<時期>
(ベビーリーフとして収穫する場合)まきどき3月上旬〜6月下旬、8月中旬〜10月下旬が適期。30〜50日で収穫。(大株にして収穫する場合)まきどき2月下旬〜5月上旬、もしくは9月上旬〜10月下旬に種まきすると50〜90日で収穫可能

常備野菜が身近で実っていることの便利さがすごい「ミニトマト」

スーパーなどでもよく見かけるプラム形のミニトマト「アイコ」。病気に強く、たくさん収穫できる。

栄養面もさることながら、料理の彩りとしても欠かせないトマト。初心者は中玉、大玉トマトに比べて育てやすいミニトマトから始めてみるのがオススメのようです。

「ミニトマトはお弁当などのちょっと使いにも便利で、ベランダにあるととても重宝します。たくさん収穫する場合は水や肥料を適切な量だけあげることと、わき芽かきなどの作業をしっかりすること。食べきれないほど取れたらコンポートやトマトカレー、ドライトマトなどにすると無駄なく使えます」(同)

<ココが“お得”>
・手に入りにくい、枝についた状態で熟した「樹なりトマト」が簡単に手に入る
・一度の収穫で終わらず、適切な手入れで長期間の収穫が見込める

<栽培時期の目安>
(苗)植え付け 4〜6月。収穫6〜10月

<取材協力>

藤田杏奈

サカタのタネ

サカタのタネ 広報宣伝部。広報業務に従事しつつ、週末には趣味で畑に行って作業や見学行うを日々。自宅でもベランダ菜園を楽しむなど、充実した植物ライフを送る