初心者でも元が取れる“お得”な便利野菜5選

初心者でも元が取れる“お得”な便利野菜5選

できた実までもが無駄なく使える 「パクチー」

「サラサラ細葉パクチー」は香りがマイルドで、歯ざわりもよい種類

シャンツァイ(香菜)とも呼ばれるパクチーは、タイ料理、中華料理をはじめアジア料理には欠かせない野菜。好き嫌いが分かれる存在でもありますが、大量に使いたいパクチーマニアはもちろん、ちょっとのアクセント使い用としても一度は挑戦してみて欲しいところ。

「最近、なにかと話題のパクチーは半日陰でも十分育つのでベランダ栽培にも向いている野菜です。ただし、湿った土を好むので水切れには注意してください。一株まるごと収穫するのもいいですが、大きく育った外葉から順次収穫していけば長く楽しむことができます。なお、気温が上がる春に植えることもできますが、温暖地であれば、翌夏に花が咲いて葉が硬くなってしまうまで、秋、冬、春と長い期間収穫できる秋植えがオススメです」(同)

<ココが“お得”>
・葉だけでなく、実を乾燥させるとスパイスとして使われる『コリアンダー』になり、最後まで無駄がない

<栽培時期の目安>
まき時:4月中旬~8月下旬、9月中旬~10月中旬
植え付け4〜6月、収穫6〜11月。または9〜10月植え付け、11〜翌4月収穫(11月以降は霜よけなどが必要)

以上5つが、今回紹介する“お得”な気分になれる野菜5選でした。ちなみに、実際に栽培を始めるとなれば種や苗以外にも鉢やプランター、用土と揃える必要があり、初期投資の回収が遠のく心配(?)も生まれてくるものですが、サカタのタネでは土と簡易な容器がセットになった「袋で育てるはじめてセット」と少量の種のシリーズ「スピーディベジタブル」を販売しており、全部込みで500円以下で家庭菜園を始められます。同社のタネや苗を購入して育てた場合は、お客様相談室が栽培上のアドバイスやご相談に乗ってくれるとのことですので安心して始められそう。

みなさんもこれを機に“お得”な栽培ライフをはじめてみてはいかが?

(文・宇都宮雅之)

「スピーディベジタブル」

<取材協力>

藤田杏奈

サカタのタネ

サカタのタネ 広報宣伝部。広報業務に従事しつつ、週末には趣味で畑に行って作業や見学行うを日々。自宅でもベランダ菜園を楽しむなど、充実した植物ライフを送る