正しい感覚「締め付け不快感編」
片手を出します。もう一方の手で先に出した手の親指以外の指をぎゅっと握ってください。
この感覚は気持ちがよいでしょうか?それとも締め付けられて不快な感じがしますか?締め付けられて不快な感覚がする方は、正解です。この感覚を足の指に置き換えると、靴の長さが短い、あるいは靴が大きすぎて指先が前に落ちている状態です。靴を履いたときに、カカトを上げて靴が脱げてしまうのは、靴が小さいのではなく、実は靴が大きいのです。この締め付けられて不快な感覚がある靴は選ばない方がよいでしょう。
正しい感覚「心地のよいフィット感編」

次に、握る位置を手首側へずらし、甲にある節(ふし)を避けるように少し下の位置をぎゅっと握りしめてください。いかがでしょう?今度は指が解放され、握ったところは適度に圧迫さていますが、心地がよいのではないでしょうか。これが足でいう「心地のよいフィット感」が保てる感触です。甲を紐で結ぶ、あるいはストラップで調整できる靴の時には、「カカト、トントン」の後に甲の圧迫感を調整してください。また、靴を選ぶときも、このフィット感を基準にすると良いでしょう。先ほど述べたように、心地がよく歩きやすいフィッテイングを保つことができれば、不快で歩きにくい靴が引き起こした体の不調と心のストレスを軽減してくれます。また、脚のバランスが良くなることで美脚度も高まることでしょう。さらに、バランスを保つために緊張してしまった顔は、解放されることで、目元が開いたり、食いしばりによるエラのハリがなくなったり。気が付いたら小顔になっていた、ということも十分期待できますよ。
