反抗期にはどんな対応をすればいい?
自分と他者を意識するようになるので、気持ちを言葉や態度で表現できるようになります。嫌なことに対して泣くだけのイヤイヤ期から、言葉での反抗が増えて、ママへの口答えや反論も増えてきます。反抗する子どもに対して、どう対応するのがいいのでしょうか。
叩くなどの行為が見られる場合
まず、なぜ叩いたのか理由を聞いてあげましょう。親が冷静に対応することで子どもの気持ちを落ち着かせることができます。「叩くのは良くないこと」と子ども自身が気づくことが大切です。子どもの気持ちをコントロールしてあげましょう。
口答えする場合
大人の会話を理解したり気の引き方がわかったりしはじめます。特に女の子の場合、屁理屈のような口答えをすることもしばしばあります。
対応としては、適当な返事をしたり嘘をついたりしないことが大切です。また、子どもの「なぜ?」には短くても正確に答えてあげましょう。
子どものイヤイヤには理由を聞いてあげてください。本人も、よく理由がわからないという場合もありますよ。その場合は「こっちにしてみる?」など選択肢を提示し、ママが誠実に対応する姿を見せるのが大切です。
お友達とケンカになってしまった場合
反抗の対象がお友達に向かい、場合によってはケンカになることも。そんなときは、叱るのではなく、自分たちで解決できるように誘導してあげることが大切です。「どうしてそんなことをしてしまったのかな?」「どうすればいいと思う?」ときちんと話しを聞くことが大切ですよ。大声で怒ってしまうと、なぜ、どうして怒られたのかという気持ちでいっぱいになります。
応えるのが難しい要求をする場合
4歳の子どもは、好奇心が芽生え、言葉が使えるようになると、様々な要求をするようになります。答えやすいものから答えにくいものまで、お願いされる内容もさまざまですが、要求を聞くことが難しい場合は「なぜ難しいのか」を伝えてあげることが大切です。
反抗期にはどんなことに注意する?
子どもの反抗期を初めて経験されるママは、どう対応していいのか分からないと思います。初めての経験なので、対応の仕方に困るのは当然のことです。注意するポイントをしっかりと把握して、子どもと向き合う準備をしておきましょう。
まずは受け入れる
親は反抗期にうまく対応できず、自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。反抗が増えるのは子どもが成長している証だと受け止めてあげてください。まずは「今はそういう時期」と受け入れることが大事です。そうすることで、ママも落ち着いた行動を取ることができるようになるのではないでしょうか。
ラインを決める
「ここまではやってもOK、ここからはNG」というラインを家で決めておくのがおすすめです。各家庭でラインを決めるとよいでしょう。ただ、親がラインを変えないことが大切です。ラインを変えると子どもが混乱するので1度決めたら変えないようにしましょう。
また、何でも自分だけでやってみたいと思うようになる時期でもあります。自分でできたという体験をさせてあげることで、自信につながり、子どもの成長にもつながります。一定ラインは任せてあげることが大切です。
その場で叱る
人前で叱らずに家に帰ってから「さっきはなぜ、あんなことをしたの!」と叱る人もいますが、正しい対策とは言えないです。過去のことを叱っても子どもは思い出せず、なぜ今叱られているのか理解できない場合があるからです。人前で気が引けるかもしれませんが、その場で叱ることが大切です。
同じ目の高さで語りかける
4歳くらいの子どもに対して上から目線で話しては、大人からの威圧感を感じてしまい、心を開いてくれません。会話の早さや目の高さを合わせることが大切です。同じ目線になることで、立場が同じであるという安心感を感じてもらうことができ、心の扉が開きやすくなります。子どもの気持ちを引き出してあげましょう。
