4歳の男の子が反抗期になる理由は?その特徴、対処法、注意点も

4歳の男の子が反抗期になる理由は?その特徴、対処法、注意点も

反抗期の対処法

ここまで、4歳男の子がなる反抗期には、こういった特徴があるとおわかりいただけたと思います。では反抗期になった場合、ママはどういった対応を心がけるべきなのでしょうか。ひとつずつご紹介していきます。

期間限定と受け入れる

子どもの反抗期への対処法として、「今はそういう時期」と受け入れるのもひとつの方法でしょう。それは、反抗期がいつまでも続くものではないからです。4歳男の子は、ワガママの度合いが今までより強くなり、大人への要求も増えます。ただ、ずっとそのままというわけではありません。成長にともなって、子どもの心も落ち着いてくるでしょう。なので、子どもと真剣に向き合うあまり、ママがストレスを溜め続けるのは、精神的によくありません。「子どもの反抗期はいつまでも続かない」「そのうち終わるもの」とある程度割り切って接してみましょう。

子ども同士の問題はサポートに徹する

子どもが反抗期になると、友達同士でケンカになることもあります。そういったとき、ママは子ども同士で問題が解決できるように、サポートに徹してあげるべきでしょう。ここで、ただ頭ごなしに子どもを叱りつけると、行動がエスカレートする可能性があります。また、大人が出ていって問題を解決するのでは、子どもの成長につながりません。なので、ケンカが起きたときは、あくまで子ども同士で仲直りできるようにサポートしてあげましょう。

問題行動の理由を聞く

子どもが反抗期のときは、やみくもに叱らずに、問題行動の理由を聞いてあげましょう。それは、ただ叱るだけでは、子どもの成長に悪影響を及ぼす可能性があるからです。というのも、男の子は成長につれて、好奇心や冒険心が旺盛になる傾向があります。そのため、危ない行動が目立つケースも増えますが、そこでママが頭ごなしに叱ると、子どもは「どうして自分が怒られたのか」と心の整理がつかないことがあるのです。その結果、ママに反抗的な態度をとる恐れがあります。なので、子どもが問題行動を起こしたときは、その理由をきちんと聞いてあげるのがひとつの方法になります。

ハードルの高い要求は理由をつけて断る

子どもが4歳まで成長すると、今まで以上にいろいろな要求をしてきます。ただ、子どもから「◯◯をしたい」「◯◯はしたくない」とハードルの高い要求を受けたときは、きちんとダメな理由を話して断りましょう。「ダメ」「イヤ」だけで終わらせると、子どもとしては「どうしてダメなのか」理由がわかりません。したがって、子どもには、要求に応えられない理由をセットで教えてあげましょう。ママに要求を断られると、最初はグズるかもしれません。ただ、これを続けることで、論理的な思考や我慢が身につくようになるでしょう。

怒りにまかせて叱らない

子どもの反抗期への対処法として、怒りにまかせて叱らないことが大切です。それは、子どもの心が想像以上にデリケートだからです。毎日子どもと接しているママとしては、どうしてもイライラが募ることもあるかと思います。ただし、やみくもに叱ると子どもは戸惑いやすいです。もちろん、どうしても我慢できないときが出てくることもあるでしょう。ただ、怒りにまかせて叱っても、何ひとつメリットはありません。子どもの一番の味方として、成長のためにいつも冷静に接してあげましょう。

マイナスではなくプラスの言葉を使う

子どもに何かを言い聞かせるとき、マイナスではなく、プラスの言葉を使った方がよいです。なぜなら、大人からマイナスの言葉ばかりを聞かされると、子どももネガティブな感情をもちやすくなるからです。なので、できるだけプラスの言葉を聞かせてあげるようにしましょう。たとえば、「どうしてできないの?」という言葉を「◯◯してくれたらママ助かるな、うれしいよ」という言葉に変えれば、子どもをポジティブな感情へ誘導してあげられます。その結果、お互いが心地よくコミュニケーションできるようになるでしょう。

4歳、反抗期の男の子と接する上での注意点

ここまで、4歳男の子が反抗期になったときの対処法を学びました。次は、少し別の角度から、反抗期の子どもと接する上での注意点を見ていきましょう。

叱るときはその場で叱る

反抗期の子どもは、場所を問わず危ない行動、好ましくない態度を取ることが多いです。そのようなときは、きちんとその場で子どもを叱るようにしましょう。なぜなら、幼い子どもは過去~現在~未来の結びつけが、まだうまくできないからです。なので、後から叱っても、子どもは「今どうして叱られているのか」がわかりません。人前で叱るというのは、大人として恥ずかしさがあるでしょう。しかし、子どもの教育のためには、きちんとその場で間違いを正すようにしたいですね。

目線の高さを合わせて語りかける

反抗期の子どもと接する上で、同じ目の高さで話すことも大切です。それは、上から目線で威圧的に話されると、子どもが警戒しやすいからです。その結果、子どもは今まで以上に心を閉ざしてしまいます。一方、同じ目線の高さで話しかければ、子どもも心を開きやすいです。高圧的にならないように、優しい口調、ゆったりしたペースで、語りかけるようにしましょう。そうすることで、子どもの気持ちも引き出せるはずです。

多少のことは見守ってあげる

4歳になると、男の子は危険な行動をすることも増えてきますね。ママとしては、子どもの怪我が心配ですよね。いつも子どもを見張って行動の前に止めたくなりますが、ママが子どもの行動を制限しすぎると子どもがひとりで危険を見分ける力を養えません。また、子どもとしても、まだやってもいない行動で注意を受けるのは、ストレスが溜まりやすいです。その結果、反抗期が激しくなる恐れもあるでしょう。なので、大変ではありますが、子どもの成長をある程度は後ろから見守ることが大事と言えるのです。

子どもの言い分をきちんと聞く

反抗期を和らげるには、子どもの言い分をきちんと聞いてあげることが大事です。それは、話を聞くことで、子どもの満足度が上がるからです。たとえ、そのときに問題自体は解決しなくても、話を聞くことがコミュニケーションにつながります。ただし4歳の頃は、まだ話が達者ではないので、思ったことをうまくママに伝えられないケースも多いです。しかし、そういった場合でも、しっかりと最後まで話を聞いてあげましょう。そうすることで、かんしゃく、グズりの原因となったストレスの解消が期待できるのです。

肯定の言葉を使う

子どもをしつけるときは、否定の言葉ではなく、肯定の言葉を使ってあげましょう。「どうしてできないの?」「ママとの約束って言ったでしょ!」このような言葉ばかり使ってしまうと、子どもは愛情不足を感じやすいです。その状況が続くと、子どもの人格形成に悪影響を与えるリスクもあります。したがって、子どもをしつけるときは「こうしてくれるとうれしい」と、できるだけ肯定の言葉を使ってあげたいですね。