4歳児の平均体重は?4歳児の特徴や、成長に必要な栄養素なども解説

4歳児の平均体重は?4歳児の特徴や、成長に必要な栄養素なども解説

成長に気になる点が見られたら

成長には個人差がありますが、もし気になる点がみられたら、専門医に相談してみましょう。成長障害なのか、成長がゆっくりであるだけなのかを適切に判断してくれるため安心です。「小児内分泌科」「内分泌内科」「小児科」で診てもらえます。問診では、生まれたときの状況やこれまでどんな病気にかかったかなどを、正しく話せるようにしておきましょう。診察では、主に身体測定・血液検査・ホルモン検査・レントゲン検査などを行います。

病院で見てもらえること

検査の結果、以下のような原因が判明する場合があります。染色体の異常による「プラダ・ウイリー症候群」「ターナー症候群」、腎臓の病気である「慢性腎不全性低身長症」、甲状腺ホルモンの分泌異常の「甲状腺機能低下症」、性ホルモンの分泌異常による「思春期早発症」「思春期遅発症」、成長ホルモンの分泌悪化による「成長ホルモン分泌不全性身長症」、「脳腫瘍」などです。検査の結果から特に原因が見当たらない場合は、遺伝やストレスなどが原因となる「家族性低身長(遺伝)」「子宮内不全性低身長症(子宮内での発育不足かつ出生後の発育が遅い)」「愛情遮断症候群(精神的なストレス)」も考えられます。

個人差がある

心身の成長は、早い子もいればゆっくりの子もいます。もし特に原因がなければ焦らず、じっくり待ってあげる心構えが大切です。

4歳児の成長に必要なこと

子どもをよりよく成長させるために、普段の生活でもできることがあります。特に4歳児の成長に欠かせないのは、バランスの良い食事(栄養)、睡眠、運動です。

バランスの良い食事

数ある栄養素の中でもタンパク質とカルシウムは健康な身体作りに欠かせない必須栄養素です。タンパク質はカルシウムを一緒に摂取してこそ成果が出るといわれていますし、ビタミンDやビタミンKは健康な骨成長を促してくれます。食が細い子の場合は、食事の回数を増やすなど工夫してあげると良いでしょう。

不足しがちな栄養素を把握する

普段から不足しがちな栄養素をしっかりと把握しておき、それらを意識して摂取するように心がけると良いでしょう。タンパク質が足りないと感じたら、植物性たんぱく質を豊富に含む大豆類や動物性タンパク質が豊富に含まれる「乳製品」「魚」「肉」「卵」を中心に摂取してみてください。「ヨーグルト」「大根の葉」「桜えび」「豆腐」などはカルシウムの含有量が多いですよ。意外と見落としがちなのが、ビタミン類の不足です。ビタミン類は骨や肌などの形成にとても大切な要素です。ビタミンDは魚やキノコ類に、ビタミンKはほうれん草や小松菜などに多く含まれています。

睡眠

睡眠も子どもの身体や心の形成に欠かせない要素です。とくに深い睡眠中には成長ホルモンが多く分泌されると言われています。普段から質の良い睡眠習慣を心がけましょう。

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運動

適度な運動もまた、成長ホルモンの分泌を促してくれます。適度な疲労感によって寝付きが良くなったり、深い睡眠をとったりすることができるなど、生活リズムも整えることができます。