
電子レンジで卵料理を作る前に!卵をそのまま加熱しないこと
電子レンジで卵料理を作るときは、卵をそのまま電子レンジで加熱してはいけないことを覚えておきましょう。卵をそのまま電子レンジで加熱すると、卵が爆発して飛び散ってしまうからです。
電子レンジはマイクロ波を出して、温める食品を小さく振動させることによって熱を発生させています。そのため、その熱の逃げ道が必要です。そのままの状態の卵は熱を逃せる通り道がなく、殻や膜に覆われているため熱がこもって爆発を起こしてしまうのです。殻つきの割っていない生卵だけでなく、割った状態の卵やゆで卵も爆発してしまうので注意が必要です。
電子レンジで卵を加熱する場合は、レシピによってそれぞれ爆発させない調理方法があるため、きちんと確認しましょう。
電子レンジで作る基本の卵料理レシピ
では、電子レンジで作る基本の卵料理のレシピを紹介します。電子レンジで作れば、鍋もフライパンも必要ありません。洗い物が減って、毎日の食事の準備が楽になります。基本のレシピをおぼえて、そのまま調理するのはもちろん、オリジナルレシピにアレンジしてみても良いでしょう。
目玉焼き
目玉焼きをレンジで作るときは、まず直径10cmくらいの小皿に卵を割ります。その卵の白身部分を一本の箸ですくい上げるようにして、やさしく10回くらい押し上げながら切るようにして箸を通します。黄身にも軽く1~2回、箸を突き刺しておきましょう。
これを600Wのレンジで1分加熱しますが、最初は50秒ほどで様子を見ると安心です。加熱できたら、熱いうちに目玉焼きの周りを箸でくるっと通して卵を皿から取り出します。この方法なら卵が爆発することはなく、皿に卵がくっつくこともなく簡単に作れます。
ゆで卵
ゆで卵を作るときは、まず卵全体をアルミホイルでしっかりとくるみます。一部でもたまごが見える部分がないように、しっかり包むことがポイントです。次に耐熱マグカップに水200mlを入れ、アルミで包んだたまごを入れます。アルミから火花が出るのを防ぐため、水からたまごが出ないようにしましょう。それをマグカップごと、500Wのレンジで10分加熱すれば完成です。レンジから取り出して卵を水で冷やし、しばらくおいてから皮をむきます。
お湯を沸かすのが面倒なときや、お弁当用に1つだけゆで卵を作りたいときなどはこの方法が便利です。
温泉卵(半熟卵)
温泉卵(半熟卵)の作り方は、まず冷蔵庫から出したばかりの卵を湯呑みなどの耐熱容器に割り落とします。そこに大さじ2の水を加え、爪楊枝で卵に一か所穴を開け、容器ごと800Wのレンジで30秒加熱すればでき上がりです。
冷蔵庫から出したての冷たい卵を、冷めている状態のレンジで30秒だとやや早い感じです。加熱時間は、レンジのW数によって調整しましょう。卵と一緒に合わせるのがラーメンやうどんなどの温かい物なら余熱で固まるため、早めに取り出しても問題ありません。30秒で一度出して様子を見て、数秒ずつ追加で加熱すれば、好きな半熟具合や好みの硬さに仕上がります。
サラダやラーメンに入れるなどいろいろなアレンジが可能で、半熟具合を調節できる便利なレシピです。
スクランブルエッグ
朝食に定番のスクランブルエッグを作るときは、レンジ対応のマグカップまたは小さめの深皿を用意し、少量のサラダ油やオリーブ油を浸したペーパータオルで容器の内側の底と側面に油を塗りつけます。黄身を割らないように卵を割り入れ、牛乳または生クリーム大さじ1を加えます。全体が薄い黄色のなめらかな状態になるまでフォークでよくかき混ぜたら、レンジ対応の皿またはペーパータオルを載せて容器に蓋をしましょう。電子レンジで45秒加熱し、一度取り出して蓋を開け、卵がふんわりするようによく混ぜます。ここで、大さじ1くらいの細切りチーズや、一つかみのわけぎのみじん切りなど、好みのトッピングを加えても良いでしょう。さらに30秒加熱して取り出し、卵に火が通ったかどうかをチェックします。まだ柔らかい場合は、さらに15秒加熱してみましょう。