とうもろこしが太る食べ物というのは嘘?
とうもろこしは甘みがある穀物であることから、太りやすいイメージがある方も多いのではないでしょうか。でんぷんが主成分のため糖質が多めではありますが、実は他の穀物に比べてカロリーは低い方です。例えば、ご飯のカロリーが100gあたり約168キロカロリーに対し、とうもろこしは約92キロカロリーといわれています。
とうもろこしに含まれている糖質は、多糖類という糖質の中でも腸にゆっくりと吸収されるものであり、血糖値を緩やかに上げるタイプであるため、糖質の中でも太りにくい種類のものです。最近では糖質はダイエットの敵と考えられる傾向にありますが、糖質が不足すると疲労感や集中力がなくなるなど、体に悪影響が出るといわれているため、適度な糖質は不可欠でしょう。
また、とうもろこしに多く含まれる食物繊維が便秘改善を助け、太ることを回避する効果があると考えられています。セルロースは消化されないまま腸を移動して腸内掃除をし、便秘改善を促す効果が期待できます。
食べ過ぎには注意が必要ではありますが、もしダイエットを意識している方は一日のエネルギー源になる朝に食べることをおすすめします。

お茶として有名な「ひげ」の効果について
とうもろこしのひげの部分はお茶として飲む方法が知られているように、ひげの部分も有効活用できるのです。海外では、生薬や漢方薬としても利用されています。ひげには利尿作用があり、便秘改善やむくみの改善があるといわれています。
いかがでしたか。とうもろこしは太ると思われがちですが、食べ過ぎなければ決してそのような穀物ではないことが分かって頂けたと思います。子どもも好きなとうもろこし。旬の今、ぜひ楽しんではいかがでしょうか。
