
そば料理の歴史を紹介!手軽な食べ方に進化
そばはもともと麺料理ではありませんでした。そば屋にはそばがきやそばもちがあるお店がありますが、これらがそばのもともとの料理でした。いつから麺料理になったか詳しい時期は定かではありませんが、江戸の時代に手軽な食べものとしてそばが流行っていたことはわかっています。この頃、そばをつゆにつけて食べるのが主流でした。これを面倒くさがる男たちがもっと手軽に食べようと、そばにつゆをかけて食べるようになりました。これがかけそばの由来です。そして、かけそばが流行るにつれて、かけそばと区別をするためにつゆにつけるそばを、もりそばと呼ぶようになりました。ざるそばの由来は江戸時代の中期に竹ざるに盛られたことでしたが、明治以降には海苔のあるそばがざるそばと呼ばれるようになりました。
上手にそばを茹でたい時に入れるものとは?
そばを上手に茹でたいと思ったときに入れると良いものがあります。それは、コップ4分の1程度、約25ccの牛乳です。家庭でそばを茹でようとすると、大きな鍋がない場合は特にそば同士がくっついてしまいがちでした。しかし、牛乳を入れることによってそれを防げるのです。そばのべたつきの原因であるタンパク質を牛乳の脂肪分がコーティングして、そば同士がくっつくのを防いでくれます。くっつかないことによって茹で終えたあとに、鍋底にもくっつきにくく後片付けも楽になりました。そばの味も変わらないので一石二鳥の方法です。