家事代行の選び方や注意点を利用者が解説!料金を安く抑える方法も

家事代行の選び方や注意点を利用者が解説!料金を安く抑える方法も

最近人気を博している「家事代行」サービス。しかし、自宅に他人が入ることへの抵抗や、料金が気になるなど、利用に踏み切れない方も多いのでは。長年家政婦(夫)さんや家事代行を利用している筆者が不安なポイントを解説します。料金を安く抑える方法にも触れていますよ。

「家事代行」のサービスが、最近人気を博していることをご存知でしょうか。筆者も家事代行を利用していますが、利用しているサービスの担当者も、「人気過ぎて人手が足りません」と嬉しい悲鳴を漏らしているくらい。それほど人気の家事代行ですが、やはり自宅に他人が入ることや、料金についてなど、不安があるため利用に踏み切れないという家庭も多いのではないでしょうか。今日はそのような不安を少しでも解消できればと、日本/海外で長年家政婦(夫)さんや家事代行を利用している筆者が中立的な視点でお伝えします。

こんな方には家事代行がおすすめ

家事代行というのは、いわゆる「家政婦(夫)さん」のことです。(筆者の家庭に入ってくれている方が全員女性ということもあるので、ここからは便宜的に「家政婦(夫)さん」ではなく家政婦さんに統一させていただきます。)
以前は家政婦さんというと富裕層家庭だけが使うサービスのようにとらえられていることも多かったと思いますが、最近では共働き家庭なども増え、利用者がぐんと増えているといいます。筆者の周りでも、仕事や子育てに忙しい家庭を中心に利用している友人が増えてきたことを肌で感じています。
では、どのような方に家事代行の利用がおすすめなのでしょうか。実際に例を出してご紹介していきます。

家庭も仕事も全力で取り組みたい方

まずは、共働きの家庭が代表例でしょう。2018年の調査では専業主婦世帯600万世帯に対し、共働き世帯は1,219万世帯と、共働き世帯は実に3分の2を占めるようになっています。夫婦が両方とも忙しく働き始めると、なかなか家事に手が回らなくなってしまいますよね。
毎日仕事で疲れて帰宅した後掃除、洗濯。食事もさすがに毎日外食やお惣菜では偏ってしまうから自炊して…。考えるだけで大変ですよね。そんな時に家事代行を依頼したい、と考える方が多いようです。
筆者もこの例に該当しています。

育児の手がかかる乳児・幼児がいる方

乳幼児など、まだ小さいお子さんがいる家庭の利用も多いようです。頻繁に泣いたり、ぐずったりするお子さんを抱えながらの家事は大変です。おんぶや抱っこをしながら、火や包丁を使うキッチンに立つのは怖いですし、お子さんが遊んだおもちゃなどが散らかった部屋をまず片付けるだけでも一苦労ですね。

子どもが多く家事に手が回らない方

子どもの人数が多くなるほど、育児にかかる両親への負担は当然増えます。幼稚園や小学校など、それぞれの行事もありますし、PTAや習い事の付き添い、乳幼児であれば予防接種や検診など、挙げればきりがないほどやらなければならないことがあります。
子どもの数が増えれば洗濯物の量も、作る食事の量も、洗い物も増えることを考えると、そのうちの一部でも家事代行にお任せしたいと考えるのも無理はありません。

家事分担が原因で夫婦仲が悪くなりがちな方

かくいう筆者の家庭はこれにも該当していました。結婚当初、洗濯物と食器洗いは夫、それ以外は妻、という分担でした。妻である筆者は、できるだけ家事は毎日やって綺麗な状態をキープしたい派。夫は、洗濯物も食器洗いも数日に一度やれば十分という派。
そういった家事に対する「べき」にズレがあると、争いが勃発しがちですよね。我が家もご多聞にもれず、しょっちゅう家事のやり方や頻度についてこぜり合いが起きていました。
家事代行を依頼すると、たいてい主婦歴ウン10年というベテランの方がお手伝いにきてくれます。そうすると、ちらかった家があっという間に片付き、夫婦間の険悪ムードなど吹き飛んでしまうものです。

一人暮らしで忙しく家事が疎かになりがちな方

男女を問わず、超激務で働くシングルの方が利用する例についても、昨今耳にするようになっています。働き方改革が浸透する中、ひと昔前のように徹夜や土日勤務などは減ってきているようです。しかしそれでもやはり、繁閑差の大きい仕事をしていたり、業界的にまだまだ長時間働かざるを得ない方もいます。
そんな方は鍵を預けておいて、自分が仕事をしている間に自宅の清掃や洗濯物などを依頼する方も多いようです。散らかった生ゴミの臭いのする家に帰るよりもずっと気持ちがよいですよね。

利用形態:日本では「住み込み」の家政婦さんは極めてまれ。主流は定期的に2~4時間来てもらう「家事代行」が一般的

では、実際家事を誰かにお願いをするとなると、どのような形でお願いをすることになるのでしょうか。

テレビドラマなどから、大きなお屋敷の一室に家政婦さんが住み込みで働いているような例をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、日本ではそういった「住み込み」は極めてまれな例です。海外のマンションには住み込みの家政婦さん用の小さな部屋があるので住み込みも可能なのですが、日本ではそのような作りのマンションはほとんど見られないですよね。

よって、ほとんどの場合は、定期的に数時間来てもらうケースのようです。毎日来てもらうケースもありますし、隔日や、週1回、という話も聞きます。ちなみに筆者の家庭ではほぼ毎日お願いをしていますが、たとえ週に1回でも、プロの手で家事を全部代行してもらえるというのは、精神的にも全然違うものですよね。