
部屋の大掃除に必要な道具を準備しよう!
部屋の大掃除は、使う道具によって効率が違ってきます。また、その場所に合った道具を使わないと、汚れもきれいに落ちません。ここでは、大掃除に必要な道具にはどのようなものがあるのか、詳しく紹介していきます。

必要な大掃除道具
大掃除に欠かせない道具として、下記のものを紹介します。
掃除機
床などのホコリを吸い取るために必要な道具です。大型のほうが吸引力も強いのできれいに吸い取れますが、大きすぎると重いので持ち運びが面倒になります。掃除機は使う前にゴミがたまっていないかチェックしておきましょう。
ホウキ
掃除機では届かない角や細かな部分の掃除に必要となります。数人で大掃除をする場合など、誰かが掃除機を使っていたら、サッと使えるホウキがあると便利です。
雑巾
掃除機やホウキで掃除したあとの床を拭くときや、棚やテーブルの上などの家具周りを拭くときに必要です。使い古した衣類やタオルを雑巾がわりに使うこともできます。
フローリングワイパー
掃除機よりも小回りが利くので狭い隙間でもきれいに掃除できます。専用シートをつけて使う以外に、雑巾などをつけて使うこともできます。
スポンジ
主に水まわりの掃除に使いますが、汚れを擦り落とすのに便利です。大掃除の場合は何個か用意しておいて、汚れたら交換するようにしましょう。基本的に水洗いすればまた使えますが、頑固な汚れや油汚れを落としたあとは、もう使わないほうが無難です。
洗剤
水だけでは落ちない頑固な汚れを落とすのに使います。中性洗剤のほか、重曹やクエン酸など掃除によく使う薬品や、窓ガラス用・トイレ用洗剤も用意しておくと便利です。
あると便利な大掃除道具
あると便利な大掃除道具として、下記のものを紹介します。使い古したものを再利用してもよいでしょう。
歯ブラシ
細かい部分の汚れを落とすのに最適です。特に台所や風呂場などの汚れ落としに使います。ブラシの先端を少しカットすると使いやすいので、歯ブラシが数本あるなら、1本はカットして使いましょう。もちろん、掃除に使う歯ブラシは使い古したもので十分です。
キッチンペーパー
重曹やクエン酸、洗剤などを使う場合に、汚れた部分に湿布のように貼って使います。また、油汚れなどはキッチンペーパーを濡らして雑巾代わりに使えば、雑巾が油まみれになることもありません。
不要なプラスチック製カード
プラスチック製の薄いカードは、台所のステンレスなど平たい部分のベトベト汚れや、風呂場の石鹸カスなどをこそぎ取るのに便利です。
割り箸
布を巻いて、手では届かない隙間の掃除に使えますし、割り箸の先で頑固な汚れをガリガリ削り落とすこともできます。大掃除には割り箸を2~3本用意すると重宝します。
ゴム手袋
強力な洗剤から手の荒れや肌を守るために必要です。また、素手では触りたくない汚物は、ゴム手袋を使って拾いましょう。
軍手
重いものを運ぶときや、手が滑るときに使います。硬いものや尖ったものから手を守るのにも役立ちます。
新聞紙
広げて床などの汚れ防止に使えます。また、床に水をこぼした場合など、少しの量なら新聞を広げておけば吸い取ってくれます。
ビニール袋
下に敷けば洗剤汚れや水汚れが垂れても安心です。また、汚れた雑巾やスポンジなどを一時置きするのにも使えます。
部屋を効率的に大掃除するための手順
効率的に大掃除するためには、手順が大切です。掃除の手順を間違うと、せっかくきれいにした箇所を、また汚してしまうことにもなりかねません。非効率な掃除にならないためにも、以下に紹介する手順どおりに掃除を行うようにしましょう。
まず「足の踏み場」を作る
部屋を大掃除するには、動きやすくするためにも「足の踏み場」を確保することが大切です。また、床に不要なものが散乱していると、掃除がしにくく効率も悪くなります。床の上の片付けは、以下の手順で行えば簡単です。
まず、床の上に落ちているものをざっと見渡して、種類ごとにまとめます。つぎに、まとめたものを2枚重ねにしたゴミ袋に放り込みましょう。ただし、ゴミとして処理するのではなく、とりあえず足場を確保するために片付けておきます。ゴミ袋は45リットルのサイズが使いやすくて便利ですが、くれぐれも不用品を入れたゴミ袋と間違えないようにしてください。
ゴミ袋に入れるものは、大まかにジャンル分けしましょう。たとえば、電気シェーバーやドライヤーなどは「家電」としてまとめ、脱ぎっぱなしの服や下着、タオルなどは「衣類」としてまとめると簡単に整理できます。
ただし、雑誌類などのように重いものは、ゴミ袋だと破れてしまうのでダンボールを使いましょう。床の上が片付いたら、掃除機をかけていきます。この手順で進めていけば、簡単に足の踏み場を作ることができます。
収納スペースや棚を片づける
床がある程度片付いて動き回れるスペースが確保できたら、つぎは収納スペースや棚を掃除しましょう。以下に棚をきれいに掃除するためのポイントを説明します。
まず、棚や収納スペースに入っているものを出して、床の上と同じように分類してください。このときの分類は、あまり細かく分けなくてもかまいません。棚をきれいにしたらまたすぐ元に戻すので、あくまでも一時的に移動するだけだからです。
そして、収納棚の棚面が見えたら雑巾で拭きましょう。ついでに、棚の天板や側面もきれいに拭き上げると、より一層きれいになります。棚や収納スペースには、本来そこに入れるものではないものも入っていたりします。棚を拭き終わったら、そこに入れるべきではないものは戻さないほうが、棚を効率的に使うことができます。棚はものを置きやすいので、とりあえず一時的に置いたものがずっと置きっぱなしになりがちです。そういうものは、大掃除のついでに片付けると棚がスッキリします。
不要なものは思い切って捨てる
床や収納棚を掃除していると、その時点で捨てるべきものが大量に出てくることに気づきます。それを思い切って捨てることが、部屋をきれいにするために大切なことです。といっても、大掃除で出てきたもののなかには思い出の品も多く、なかなか捨てられないものです。捨てるか捨てないかの区別は、以下のポイントで決めるといいでしょう。
まず、明らかにゴミとわかるものを捨てます。つぎに、新聞やいらない雑誌を捨てます。新聞、雑誌はひもでくくって資源ゴミとして捨てましょう。
衣類などの布製品は、洗濯するか捨てるかを決めてください。使うものは洗濯機に入れて、残ったものを捨てればいいでしょう。衣類を捨てる基準は人それぞれですが、たとえデザインが気に入っていても、過去3年間に一度も着ていない服は、この際思い切って捨てたほうがスッキリします。3年間着なかった服は、今後もまず着ることはありません。不用品をできるだけ片付けて、ものを貯めないことも大切なことです。