部屋の大掃除を短時間ですませるコツ
大掃除をすると、どうしても時間がかかってしまいます。特に、普段掃除や片付けをしていない人は、なおさら時間がかかるでしょう。しかし、大掃除を短時間で済ませられる、とっておきの方法がありますので、つぎで紹介します。
やるべき作業をピックアップしてチェックシートを作る
大掃除をしていると、ほかの場所の汚れが気になってスムーズに掃除ができないことも多いものです。こういうロスを防ぐためには、やるべき作業を書き出して、チェックシートを作るのが効果的です。チェックシートには場所別に簡単な作業内容を記載しましょう。
●床:散らかっているものをゴミ袋にまとめたあと、掃除機をかける。全部の作業が終わったら雑巾がけをする。
●収納棚:無造作に突っ込まれているものを引っ張り出したあと、雑巾で拭く。収納棚に戻す前にいらないものを捨てる。
●エアコン:掃除機でホコリを吸い取ったあと、雑巾で拭く。
●カーテン:掃除機でホコリを吸い取る。
●カーペット:掃除機でホコリを吸い取る。
作業時間の目標を決めて集中する
チェックシートができたら、それを元にひとつひとつの作業に集中しましょう。そして、終わった作業はチェックシートから消していきます。こうすることで残りの作業が明確にわかるのと同時に、終わった作業量がはっきりするのでモチベーションが上がります。
大掃除を集中して短時間で終わらせるためには、あらかじめそれぞれの作業の目標時間を決めておいて、タイマーで計りながら作業すると効率的に進めることが可能です。
また、始める前に好きなアーティストのアルバムをかけ、それが終わるまでは掃除に集中するとか、掃除が終わったら「アイスクリームを食べる」「ステーキを食べに行く」など、自分へのご褒美を用意して掃除をすると能率が上がります。
大掃除を楽にする!部屋をキレイに保つポイント
せっかく大掃除をしても、気持ちをゆるめるとすぐに部屋は汚れてしまいます。これでは、時間をかけて大掃除をした意味がありません。次回の大掃除を楽にするためにも、日頃から部屋をきれいに保つコツを紹介します。
物を増やさない
部屋をきれいに保つには、余計なものを増やさないことが一番です。部屋に置くものが増えると、どうしても乱雑になって片付かなくなります。きれいな部屋を維持するには、物を増やさないことが重要なのです。物を増やさないためにはコツがありますので、つぎに紹介しましょう。
まず、安くても買いだめしないことが大切です。安いからといって何でもかんでも買いだめすると、部屋のなかは片付きません。買ったものを次々に使っていけばまだいいのですが、買ったのにほとんど使わないものが必ず出てきます。これが部屋のなかで場所を取るようになって片付かなくなります。こうならないためには、迷ったら買わないことも重要です。「今は必要ないけれど、あとで使うかも」と思って買ったものはまず使いません。迷ったものは、本当に使う必要ができてから買うくらいでないと、余計なものがどんどん部屋を占領していくことになります。
また、しばらく使っていないものは積極的に捨てることも大切です。たとえば、3年間一度も着ていない服は、今後もまず着ることはありません。服以外でも同じです。3年間一度も使っていないものは、迷わず捨てましょう。また、置く場所がなくなったからといって、収納場所を増やさないようにしましょう。置く場所もないほど物がある状態が、そもそもおかしいことに気がつくべきなのです。
物を置く場所を決める
部屋が片付かない理由のひとつに、物を置く場所が決まっていないことが挙げられます。物ごとに置く場所を決めて、使い終わったら必ずそこに戻すようにすると、部屋をきれいに保つことができます。
まず、それぞれの物を置く場所を決めましょう。たとえば、Tシャツを置く場所を決めずにあっちに置いたりこっちに置いたりするだけで、部屋のなかが雑然としてしまいます。片付けができない人は、Tシャツに限らずすべてのものを適当な場所に置くから片付かないのです。
この悪い習慣を直すためには、まず置く場所を決めて、使い終わったらすぐに元の場所に戻すことです。といっても、慣れない人がこの習慣を身につけようとしても、簡単にはできません。そのため、朝出かける前とか夜寝る前など時間を決めて、決めた場所に戻っていないものをチェックすることが大切です。このチェックを続ければ、部屋をきれいに片付けることができます。
頻度を決めてこまめに掃除する
部屋の片づけと掃除は、慣れない人にはかなり億劫なものです。そのため、掃除をしようと思っても、面倒でついつい後回しにしてしまいます。結局、その繰り返しで部屋が汚れてしまうのです。まさに悪循環なのですが、それを断ち切るのにいい方法があります。それは、「毎週○曜日」とか、「3と8のつく日」のように、掃除する日を決めて掃除すると、きれいに片付けることができます。
また、単純に掃除をする日を決めるだけでなく、「月曜日はカーテン」「火曜日は床」のように曜日別に掃除する場所を決めておくと、さらに部屋をきれいに保つことが可能です。これは非常に面倒なように見えますが、掃除する箇所を細かく分けることで、1回当たりの掃除の時間は5分程度で済ますことができます。ですから、この方法はやってみると意外に簡単で、しかも効果があります。
「もしかしたら使うかも」と思ったものは捨てる
ずっとしまい込んだままのものは、「いつか使おう」と思って捨てずに取っておいたものです。しかし、3年間一度も使っていないものは、今後もまず使うことはありません。なぜなら、3年たてばデザインも古くなりますし、年齢的にも若い頃買ったものは使えなくなっていくからです。種類に限らず、「使うことがあるかも」と思って残したものは、まず使うことはありません。そういうものをため込んでいくと、部屋はどんどん片付かなくなります。
部屋をきれいに保つには不要なものを捨てることが大切ですが、それにはポイントがあります。まず、「要る?」「要らない?」と迷ったら捨てましょう。そして、何でも必要な数を前もって決めておいて、1つ買ったら1つ捨てるようにすることです。また、紙袋や箱などは、「あとで使うかも」と取っておかずにすぐ捨てましょう。こういうものが、だんだん部屋を片付かなくしていきます。さらに、収納スペースから物があふれるようなら、思い切って捨てないといつまでも同じことの繰り返しです。
