電気ケトルの使い方と選び方のポイント情報まとめ

電気ケトルの使い方と選び方のポイント情報まとめ

電気で熱々のお湯を手にすることができる「電気ケトル」は、その手軽さから家庭に欠かせない電化製品の1つとなりつつあります。火やガスを使うことなく、電気ですぐに熱々のお湯が沸かせるため、安全性も高いですし購入を検討している人も多いのではないでしょうか。そこで、この記事では電気ケトルとはどのような製品なのかを深く掘り下げつつ、具体的なメリットやほかの湯沸かし器との違い、さらには売れ筋商品を製造している各メーカーの特徴などについても詳しく紹介していきます。

電気ケトル本体の基本的な特徴や価格相場

そもそも「ケトル」という言葉は、「やかん」のことを指しています。商品カテゴリ的には湯沸かし器に分類されますので、やかんと同様にお湯を沸かすのがメインの使用用途です。
中にはゆでたまごを調理するときに電気ケトルの中に直接卵を入れている人もいるようですが、メーカーから推奨されている使用方法ではないため、故障のリスクを考えると調理器具としては利用しないほうがよいでしょう。
電気ケトルにはポットのような高い保温性能こそないものの、火の元を使うことなく電気でお湯が沸かせるというのが最大の特徴で、その安全性の高さが人気の理由の1つにもなっています。
本体価格もお手頃で、安いものは1000円以内で買えますし、高くても1万円前後、相場も3000円~5000円程度です。また、ワット数は1200~1500W程度で、1ℓのお湯を沸かしたときの電気代はおよそ3円~5円前後だとされています。
人によっては一度の湯沸かしで必要なコストにしては高いと感じるかもしれませんが、キッチンがない場所でも電気さえあればお湯が沸かせることを考えると、十分コストパフォーマンスの高い商品であるとはいえるでしょう。

電気ケトルを使うメリット

湯沸かし器として一般に普及しているものといえば、電気ケトル以外にも「やかん」や「電気ポット」などさまざまな製品があります。しかし、電気ケトルならではのメリットというのはどのようなところなのでしょうか。具体的な利用シーンを踏まえつついくつか紹介していきます。

お湯を沸かすのが楽

まずは、お湯を沸かすのがとにかく楽だという点です。一般的な電気ケトルは水を入れてスイッチを入れるだけですぐに加熱がはじまり、沸騰すると自動的にスイッチが切れる仕組みとなっています。したがって、吹きこぼれなどを気にしてケトルの前にずっといる必要もなく、湯沸かし中にも違うことができるのです。
食事の配膳前に水を入れてスイッチさえ入れておけば、配膳を済ませてテーブルに着いたころには熱々のお茶やコーヒーを楽しむといったことも十分に可能でしょう。

時間がかからない

ほしいお湯の量によって若干の差はあるものの、電気ケトルとほかの湯沸かし器とを比較すると沸騰までの時間が短めであるということも特徴の1つです。特に、マグカップや湯呑み1杯分(およそ150cc前後)のお湯だけがすぐにほしいというシーンでは、1分程度で沸騰させることのできる電気ケトルが重宝されます。

コンロを塞がない

電気ケトルは電気を動力源とするタイプの湯沸かし器なので、コンセントの差込口さえあればキッチン以外のどこであっても使用することができます。コンロを塞がないため料理の邪魔にもなりませんし、水さえ入れておけばリビングでもすぐに熱々のお湯を用意できるため、くつろいでいる最中にわざわざキッチンへお湯を沸かしに行く必要もないのです。