電気ケトルを使うのに適したタイミング

家庭や職場など、あらゆるシーンでさまざまな目的に利用されているであろう電気ケトル。その中でも特に「電気ケトルが大活躍するタイミング」や「こんなときにあれば便利」といったシチュエーションをいくつか見ていきましょう。
コーヒーやお茶を飲むとき
「すぐにお湯を沸かせる」というのが電気ケトル最大の特徴だということもあり、熱々のお茶、コーヒー、さらには紅茶などがすぐに飲みたいといったタイミングで利用されているケースがもっとも目立ちます。特に、何かと時間のない朝に重宝されていることが多く、1人分であればパンが焼き上がるより早くお湯が沸くので、出勤前などの1杯には大変便利なアイテムです。
カップラーメンを食べるとき
電気ケトルは、お湯を必要とするインスタント食品を食べたいときにも大活躍します。先にスイッチを入れておくと、カップラーメンに必要な量程度のお湯であれば開封して粉末スープなどの準備をしているうちに沸きますので、「お湯が沸くのを待つ」という無駄な時間が発生しません。
また、コンロがなくてお湯が沸かせないことを理由にこれまで職場などでの昼食にカップラーメンが食べられなかったという人も、電気ケトルさえあれば好きなときに食べることができるようになります。
電気ケトルの家電選びのポイント
使い方に関してはどの製品も概ね同じの電気ケトルでも、性能や価格、安全性などは商品によってまちまちです。実際に電気ケトルを購入する際はどのような点に注目しておくべきなのか知っておくためにも、商品によって異なることが多い部分をいくつか紹介します。購入後に失敗したと思わないためにも、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
ワット数を確認する
「お湯さえ沸かせればいい」という気持ちから、ワット数(消費電力)を気にせずに電気ケトルを購入している人も多い傾向です。しかし、この数値は電気代に直結するため、必ず確認しておかなければならない重要な項目だといえます。同じメーカーの製品であっても、大きさやモデルが違えば消費電力も変わってきますので、後のコスト削減のためにも購入前に欠かさずチェックしておきましょう。
安全性に配慮して選ぶ
電気ケトルはいくら火を使わないといえども、熱々に沸騰したお湯を作るための製品なので、うっかり転倒させてしまうとやけどなどの大けがを負う可能性も否定できません。実際にけがをしてしまった(させてしまった)という事例もわずかながら存在するのです。
このことを踏まえて、2013年4月に一般財団法人日本品質保証機構が電気ケトルをはじめとする可搬型電気湯沸かし器に新たな安全基準を設けています。この基準を満たしている電気ケトルには「Sマーク」という認証の証がついていますので、やけどなどのリスクを最小限に抑えるためにも知っておいて損はないでしょう。
とはいえ、Sマークがついていなくても製造メーカーが独自に転倒時の流出水量を抑えるような仕組みを導入している製品も数多く存在します。したがって、Sマークの有無というより、しっかりと安全性に配慮されている商品かがチェックすべきポイントとなってきます。
適正価格で選ぶ
電気ケトルは、国内メーカーだけでなく多くの海外企業も販売している製品です。このことから、売り場を見ると料金も性能もまさにピンからキリという状態になっています。したがって、購入の際には相場価格を参考にしながら性能面に対して納得の品質なのかという点についてはきちんと確認しておく必要があるでしょう。
