視力低下を抑える対策は?
「可能であれば、長時間連続して使わずに、時間を区切って休憩を入れることを勧めます。しかし、どうしてもスマホを見なければならない機会は多いもの。その場合、一番重要なのはきちんと睡眠をとることです。また、目の上や首の後ろを温めたり、肩甲骨と肩関節を回したりするなど、身体の血行を良くすることが効果的です」
スマホで疲労した目をケアするグッズも増えている。例えば、視覚情報を遮断しながら目の周りを温める「蒸気でホットアイマスク」「あずきのチカラ」、眼精疲労への有用成分が入ったサプリメント「ブルーベリー&メグスリノ木EX」「めなり」、ブルーライトによる疲れ目への効果をうたう「サンテPC」や「デジアイ」といった目薬などが挙げられる。
さらに、ディスプレイを見る際には、自分に合った視力矯正のメガネをかけることもオススメだという。
「視力の良い人のなかには、度入りのメガネをかけることに抵抗を覚える人もいますが、仮性老眼は目のピントを合わせる毛様体筋が疲れて調整力が弱っている状態。軽い度が入ったメガネをかけることで、その調整をサポートし、負荷を軽減することが大切です」
ブルーライトカットメガネ流行の先駆けとなったJINSの「JINS SCREEN」や1つのレンズに近距離用と遠距離用の2つのゾーンをあわせ持つ眼鏡市場の「i-relax」など、スマホ向けメガネは各社販売している。スマホやPCを見る機会が多い人はかけてみるとよいだろう。
便利さゆえに、使用する機会が格段に増えたスマホ。目に負担をかけすぎない対策を立てつつ、うまく付き合っていくことが大切だ。
(杉山大祐/ノオト)
