静電気の「バチッ!」が怖い!今日からできる静電気対策

静電気の「バチッ!」が怖い!今日からできる静電気対策

冬になって乾燥してくると、気になるのが静電気ショックではないでしょうか。金属製のドアノブや自動車のドア、エレベーターのボタンなどに触れようとしたら「バチッ!」と突然の痛み。金属に触れることが恐怖になってしまいますね。なんとか痛い思いをしなくてすむ方法はないものでしょうか。

なぜ冬になると静電気ショックが起きやすいの?

プラスとマイナスが存在する電気。人間を含めた地球上にあるすべての物体は、すべて電気を帯びています。通常、プラスとマイナスは安定していますが、摩擦が加わるとどちらかに偏り、結果として静電気が生じます。金属などに触れるとこの静電気が放電され、静電気ショックの「バチッ!」が発生するのです。

夏でも静電気は発生しますが、夏は湿度が高いため空気中の水分に静電気が逃げます。また、汗をかいても自然に除電されるため、ショックを受けるほどの放電が起きていないだけなのです。一方、冬は重ね着をするため衣服同士で摩擦が生じ、静電気がたまりやすくなります。

ショックは簡単に避けられる?静電気を逃がすなら手と足!

静電気が生じても、うまく逃してやれば静電気ショックを受けにくくなります。まずは足の裏から。裸足で歩くと床にアースする(電気が流れる)状態になり、静電気は放電されます。革や木は電気を通す性質のため、靴底まで本革に覆われている高級革靴や、木製の靴底のサンダルやヒールなども同じような効果を得られます。一方でスニーカーや一般的なビジネスシューズなど、合成ゴムの靴底だと放電されず、静電気は体にたまったままになります。

足の裏から放電できないのであれば、金属製のドアノブなどショックを受けやすいものを触る前に、木製の壁やコンクリート、土などに触れてみましょう。いずれもゆっくり電気を通す素材のためアースされます。プラスチック素材は効果が得にくいようです。