収納ケース120%活用術大公開!プチプラですっきり!オシャレに!

収納ケース120%活用術大公開!プチプラですっきり!オシャレに!

お部屋の整理収納に便利な収納ケースですが、収納アイテムやインテリアに合うものを選ぶのはなかなか難しいものですよね。そこで、整理収納アドバイザーのFujinaoさんに収納ケースの選び方や、上手な収納方法について伺いました!

収納ケース選びのポイント|目的に合わせて素材や形を選ぼう

素材選びも重要!収納ケースのいろいろ

お店に行くと色々な収納ケースが売られています。素材だけでも、紙製・プラスチック製・布製・金属製とたくさんの種類があるので迷ってしまいますよね。大きさがちょうどよいからと素材を気にせず購入すると「水に濡れて破れてしまった」「湿気がたまって中身がカビてしまった」など、収納アイテムや収納場所に合わずに思わぬ失敗をしてしまうことも。

ここでは、素材別に適した収納アイテムやメリット・デメリットなどのポイントをご紹介します!ぜひ収納ケースの素材選びに参考にしてみてくださいね。

プラスチックのケース・コンテナは耐久性に注意

プラスチック製は収納ケースの種類が豊富で、色々な場所で活用できるうえお値段も安いので収納ケースの主役ですよね。ただし、重たいものを入れると割れることもあるので、軽めの日用品や食料、雑貨、衣類などの収納に適していますよ。

また、長年使用すると材質が変化して変色や割れの原因になるので、数年サイクルで買い替える事を意識しましょう。

写真提供/Fujinao

上の画像のように、たためるコンテナタイプ(左)・取っ手付きで高所も楽なタイプ(中)・スタッキング(積み重ね)できるタイプ(右)などプラスチックケースは種類が豊富なのが魅力。

【プラスチックケースのメリット】
・洗いやすい(水に濡れても大丈夫)
・サイズが豊富なのでさまざまな収納に対応できる
・スタッキングできるタイプもある
・安価で揃えやすい
・透明、半透明のタイプは中身が管理しやすい
・コンテナタイプは使用しないときたためて省スペースに

【プラスチックケースのデメリット】
・重たい物を入れるケースが割れることも
・コンテナは見た目がスッキリせずインテリアに合わないことも
・長年使用していると劣化で変色や割れることも

金属製カゴは中身を選べばおしゃれに!

ワイヤーカゴやステンレスの収納ケースなど金属製の収納ケースは、じょうぶで長持ちするのが利点です。また、シンプルなインテリアや男前インテリアの部屋のアクセントになり、おしゃれに使えるところも魅力ですよね。

ただし、インテリアの一部として見せる収納に使う場合は、中身に気を付けて!日用品のパッケージなどがそのまま見えると、生活感が出すぎてごちゃごちゃした印象になってしまいますよ。

写真提供/Fujinao

上の画像左側のようなワイヤーバスケットなら、タオルやひざ掛けを入れて見せる収納にしてもおしゃれに決まりそうですね。

【金属製カゴのメリット】
・通気性が良いので湿度に弱いモノの保存に適している
・ステンレス製なら丸洗いが可能で清潔さを保ちやすい
・見た目がおしゃれなものが多く、見せる収納でインテリアの一部にできる

【金属製カゴのデメリット】
・プラスチックのケースに比べて重いことが多い
・バスケットタイプは中が見えるので、中身によって生活感が出すぎてしまう

天然素材のバスケットはインテリアの一部に

天然素材のバスケットは収納ケース自体がとてもおしゃれですよね。中身が見えないので多少ごちゃごちゃした収納をしても、お部屋がスッキリ見えるのも魅力的。

見える場所に収納ケースを置いてもおしゃれに見えるので、出し入れしやすい場所に置けてインテリアの一部としても使えますよ。天然素材のバスケットはキッチンやリビングなど、日用品をすぐ使いたい場所の収納にピッタリ!

写真提供/ちゃらん…(on Instagram)

【参照URL】ちゃらん…(on Instagram)

上のインスタ画像では、キッチン収納にカゴを使っています。たくさん使っても素材の統一感があるのでスッキリ見えするうえ、ナチュラルでとっても素敵な雰囲気ですよね。

【天然素材バスケットのメリット】
・通気性が良いので湿度に弱いモノの保存に適している
・見た目がおしゃれなものが多く、見せる収納でインテリアの一部にできる

【天然素材バスケットのデメリット】
・藤のカゴなどは引っかかりがあることも多く、中に入れるものを選ぶ(洋服などは引っかかってしまう)
・天然素材は水濡れに弱く、濡れたままにしておくとカビが生えてしまうことも


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段ボールや紙のボックスは手軽さが魅力

段ボール製や紙の収納ケースは、軽さ・たたみやすさ・価格の安さなどが魅力。四角い形状が多いのでスタッキングしやすかったり、収納棚へのおさまりが良いといった利点もあります。

ただし、紙のボックスを使う時にはボックスの強度と中身の重さには気を付けて!入るからといって箱いっぱいに本を入れたら重さで壊れてしまった!なんてこともありますよ。

写真提供/Fujinao

上の画像左側は、100均やホームセンターでも人気のバンカーズボックス(元は銀行の書類保管用だった段ボール製収納ボックス)。組み立てが簡単・軽い・フタ付きでスタッキングできる・取っ手付きで運びやすい、などが人気の理由です。白やモノトーンの箱を選べば、お部屋もスッキリ見えますね。

【紙製ボックスのメリット】
・軽い
・安い
・組み立てが簡単、捨てるのが簡単など取扱いやすい
・四角い形状が多いのですっきりして見える
・積み重ねができるものが多い
・使わない時には薄くコンパクトに畳んでおける


【紙製ボックスのデメリット】
・耐久性が弱く、重いものの収納には向かない
・使っているうちに折れたり黄ばんだりしやすい
・通気性があまりなく虫が湧くことも

付属品は中身で決めよう1|フタは必要?

収納ケースにはフタがあるものとないものがありますよね。どんな時にフタがあると便利なのでしょうか?ここでは、フタがあることのメリット・デメリットなどのポイントをご紹介します。

「見せるけど見せない収納」はフタで実現

収納ケースにフタがあることの一番のメリットは、中身が見えない事です。中身がどんなにごちゃごちゃしていても、収納ケースの見た目がスッキリしていればお部屋がスッキリ見えますよ。

リビングなどで「よく使うモノを置いておきたいけど、お客様からは見えてほしくない!」といった収納に向いています。

写真提供/Fujinao

上の画像は蓋のある収納ケースの例ですが、フタがあることで中身がどんな状態でもスッキリ見えますね。一番右側の画像例のように、半透明の蓋ができるケースを選ぶと、ストック品など中身が見えた方がよい収納にも使えますよ。

また、フタがあることで収納ケースをスタッキングできるので、空間を無駄なく使う収納にも向いています。

フタがあると取り出しにくいことも

収納に関して一番大切なのは、とにかく出し入れがしやすいこと。出し入れしにくいと、片付けがしにくくなり、散らかりの原因になってしまいますよ。

フタがあるとモノを出し入れするアクション数が増えます。収納ケースをスタッキングしている場合は、空間が無駄なく使える一方で、下段のケースに入っているモノが取り出しにくくなってしまいますね。

ですから普段よく使うモノの収納に関しては、フタがない収納ケースの方が向いているでしょう。

長期保存なら防虫・防湿のために必要

年に一度しか出し入れしないような季節小物などの場合は、ほこりや虫の侵入を防ぐためにフタが付いている収納ケースが良いでしょう。

その他にも、においが強い食料品や粉洗剤など湿気が気になるモノの収納には、フタが付いている収納ケースが適していますよ。

付属品は中身で決めよう2|引き出しはあった方がいい?

引き出し付きの収納ケースと、引き出しなしで収納棚を使う場合のどちらが使いやすいのでしょうか?ここでは、引き出しがあることのメリット・デメリットなどをご紹介します。

扉付き収納棚では引き出しなしがGood

引き出し付きの収納ケースを使うかどうかを選ぶポイントも「出し入れのアクション数」ですよ。

例えば、扉付の収納棚を開けるとさらに引き出し付収納ケースが並べられている場合は、「扉を開ける」「引き出しを開ける」「モノを取り出す」「引き出しを締める」「扉を閉める」と5つもアクションが必要です。これでは、片付けが面倒なものになり散らかりの原因になりますよね。

ですので扉付きの収納では、引き出しなしの収納ケースを使うのがおすすめですよ。

写真提供/Fujinao

上の画像のように、扉付き収納棚なら整理トレーや仕切りを活用した収納が出し入れしやすくておすすめ。

「収納空間を上下無駄なく使い切りたい、でもアクション数を少なくしたい」場合は、棚板を増やして空間の仕切りを細かくすると良いですよ。

引き出し付き収納ならオープン空間で使える

引き出し付き収納ケースは中身が見えないので、リビングやクローゼットなどオープンな空間で使うのがおすすめ。細かいものを収納していても、お部屋がスッキリ見えますよ。

写真提供/Fujinao

上の画像のように、引き出し付き収納ケースなら中に細かい文具類や雑貨を入れてもスッキリ見えるので、リビングにも置けますね。

付属品は中身で決めよう3|キャスターは便利?

キャスターがあると移動に便利ですが、困る点はあるのでしょうか?ここでは、キャスターがあることのメリット・デメリットなどのポイントをご紹介します。

部屋置きでは大活躍のキャスター

モノや収納家具は床に直置きだと掃除の時にどける手間がかかり、埃がたまりがちに。片付けもしにくいですよね。そんな時に便利なのがキャスターです。

写真提供/Fujinao

上の画像のように、キャスターがあればサッと収納ケースを移動できるので、片付けも掃除機をかけるのもラクラク!リビングやウォークインクローゼット、キッチンなどでの収納に向いていますよ。

また、キャスター付きのワゴンにおもちゃやリビング学習のセットを用意してあげると「使う時だけ出す」収納が簡単にできて、部屋を効率よく使うことができます。

段差や地震には注意が必要

収納ケースの移動には便利なキャスターですが、移動をする空間に段差がある場合は転倒などに気を付けてくださいね。

あまり重いものを入れると、キャスターが荷重に耐えきれず壊れてしまうこともあるので注意。

また、キャスターが付いていると地震の時に動いてしまい危険なことがあるので、中身や置き場所には注意しましょう。

アイテム別!収納ケース活用術

ここからは、アイテム別に収納ケース活用術をご紹介します。おすすめの収納ケースも合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

オフシーズンの布団や毛布はこれ!

オフシーズンの布団や毛布の収納を布団圧縮袋に入れる人も多いと思います。しかし、布団圧縮袋はビニール素材だとツルツル滑るので棚上から落ちやすく、不織布製だと収納ケースの形がボコボコとして収まりが悪いということはありませんか?

そんな時におすすめなのはIKEAのSKUBBシリーズ。

写真提供/Fujinao

上の画像のように、布製で通気性を確保しながら自立する収納ケースなので、柔らかい布団や毛布を入れても四角い形を保ったまま収納することができます。

写真提供/Fujinao

この収納ケースは横にも縦にもすることができるので、収納場所に合わせて置き方を変えられますよ。ツルツル滑ることもないので、押入れの中などで崩れてくる心配もありません。

収納場所が狭くて布団圧縮袋の収納力が欲しい場合には、圧縮した後にSKUBBへ収納すればたくさん収納できるうえに自立します!

【おすすめ商品】
IKEA SKUBBシリーズ

スマホやタブレットを立てて収納!

今やほとんどの家庭にあるスマホやタブレット。頻繁に確認する人も多いので、出し入れしやすい場所に置きたいですよね。でも充電が必要だったり、幅を取ったり、精密機器なので子どもの手の届かない場所に置きたいなど保管場所に悩んでいる方も多いようです。

そんな時におすすめなのが、無印良品のアクリル仕切りスタンドを使った立てる収納!

写真提供/Fujinao

上の画像のように、Fujinaoさん宅では電源コンセントの近くに仕切りスタンドを設置し、スマホ、タブレット、ゲーム機器の充電スポットとして活用しています。

立てて収納できるので省スペースになり、使っていない時には充電しておくこともできてコード類もスッキリ収納できるのでおすすめ!

【おすすめ商品】
無印良品 アクリル仕切りスタンド 3仕切り

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CD・DVD・ブルーレイはケースがポイント

CD・DVDはいつの間にか数が増えてしまいますよね。デジタル配信が主流になっても、かなりの枚数が家にあるものです。CD・DVDの収納は、外側のケースを取っておくかどうかで収納方法を変えましょう。ここでは、それぞれの場合について収納アイデアをご紹介します。

ケースが必要ない場合

CDやDVDのケースはなくてもよい場合におすすめなのが、無印良品のCD・DVDホルダー。歌詞カードも一緒にホルダー内に収納できますよ。

写真提供/Fujinao

上の画像のように、20枚ほどCDを収納してもホルダーサイズのスペースしか必要になりません。ケースを手放すだけでかなりの省スペースになりますよ。ジャンル別などに管理もしやすく、探しやすくなるのも魅力です。

【おすすめ商品】
無印良品 ポリプロピレンCD・DVDホルダー

ケースを取っておきたい場合

CDやDVDのケースも取っておきたい場合におすすめなのが、ダイソーの積み重ねボックスシリーズ。商品のつくりがしっかりしているので多少重いものでも収納でき、CD・DVDの収納にピッタリサイズなのが嬉しいですね。

写真提供/Fujinao

上の画像のように、積み重ねボックスは深型と浅型があるので好みで使い分けてくださいね。

【おすすめ商品】
ダイソー 積み重ねボックスシリーズ


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この方に教えていただきました

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整理収納アドバイザー Fujinao

整理収納アドバイザー

「部屋の景色が変われば人生が変わる」を信念に、片付けやモノの持ち方についてわかりやすく伝えている整理収納アドバイザー。<br><br> インスタグラムでは主に片付けの格言を発信しており「片付けのモチベーションが上がる!」と話題に。フォロワー数は6.5万人にもなる(2020年1月現在)。書籍や雑誌にも収納例など多数掲載されている。個人レッスンは「生活の質が上がった」と口コミでも広がり、現在3ヶ月待ちの人気レッスンに。