洗濯物が乾く時間はどのくらい?早く乾かすコツを紹介

洗濯物が乾く時間はどのくらい?早く乾かすコツを紹介

子どものいる家では、食べこぼしや遊びの汚れなどで、洗濯物が増えることはよくあるものです。洗濯物が乾かないと、洋服が足りない・次の洗濯が回せないなど、頭を悩ませる人は多いでしょう。洗濯物を早く乾かすコツを知り、洗濯悩みを解消していきましょう。

洗濯物が乾くまでの時間に影響する要素

洗濯物が乾くまでの時間には、様々な要素が関係しています。「昨日はよく乾いたのに、なぜ今日はなかなか乾かないの?」と疑問に思うこともあるでしょう。

洗濯の乾燥には、どのようなことが影響しているのでしょうか。

気温と湿度

洗濯物が乾くには、気温と湿度が重要になります。「気温が高く、湿度が低い日」は、洗濯物が乾きやすく、日差しが強い日であればさらに乾くまでの時間を短縮できるでしょう。

しかし、湿度が高い場合は、ある程度の気温があっても乾きにくくなります。洗濯物の水分が蒸発しきれず、生乾きになったり、臭いが気になったりすることもあるでしょう。

そのため、洗濯物を干すときは、日当たりがよく、湿度の低い場所を選ぶことが大切です。

風通しのよさ

気温と湿度だけでなく、洗濯物の乾き具合には「風」も影響します。

濡れた衣類の周辺には水分が集まっているため、これを逃すには風通しをよくする必要があるのです。

洗濯物を干すときは、ハンガー同士の間隔をあけて風の通り道を作りましょう。

洗濯物の量が多い場合は、ハンガーの間隔が狭くなってしまうこともあるため、扇風機を使って風の流れを作るなどすると効果的です。

天気と洗濯指数

洗濯物の乾く時間には、「気温・湿度・風」が影響することが分かりましたが、全てをチェックするとなると手間がかかってしまいます。

すぐに調べるなら、日本気象協会が発表している「洗濯指数」を参考にしてみましょう。

洗濯物の乾きやすさを「大変よく乾く」「よく乾く」「乾く」「やや乾く」「部屋干し推奨」の5段階で表記しています。

「今日は曇っているけど、外に干してもいいかな?」「日中は家を空けるけど、外干しと部屋干しどっちがいいかな?」と迷ったときには、この指数を参考にしてみましょう。

洗濯指数 - 日本気象協会

関連記事:洗濯指数を使いこなそう!指数の基礎と洗濯計画からおすすめアプリまで

乾かす時間を短縮するコツ

子どもの給食着や体操着、布団のシーツやまくらカバーなど、毎日使うものは早めに乾かしたいのが本音でしょう。洗濯物を早めに乾燥させるコツを取り上げていきます。

しっかり脱水する

「脱水の時間を増やす」ことで、衣類の水分量が減り、乾くまでの時間が短縮します。

この場合、衣類にシワが寄りやすくなるため、干すときは洗濯物を上下に振ったり、パンパンと手で叩いたりしましょう。

また、乾いたタオルを洗濯機に入れて脱水すると、タオルが衣類の水分を吸収してくれるため、衣類の乾きが早くなりますよ。

干し方を工夫する

しっかりと脱水をした後は、干し方も工夫してみましょう。

例えばタオルを干すときは、ぴったり半分に折るのではなく、端や長さをずらして「空気の通り道を作る」のがおすすめです。

物干しハンガーで干すときは、外側に裾が長い衣類、内側に裾が短い下着や靴下などを干しましょう。

また、厚手の衣類には「8の字ハンガー」や「パーカー用ハンガー」を使って空気の通りを作ると、乾く時間の短縮になります。

取り込みは正午過ぎがおすすめ

洗濯物を外に干した場合、取り込む時間は「正午過ぎ」がおすすめです。

夜や早朝は湿気が多いため、衣類が水分を吸い込んでしまったり、生乾きになったりしてしまうのです。

正午過ぎは、気温が高く、湿度の低い、衣類が乾きやすい時間帯です。乾いた後はあまり長い時間の外干はせず、正午~15時ごろを目安に取り込むようにしましょう。