夫の両親とは同居はしたくない。相手を傷つけず上手に断る方法は?

夫の両親とは同居はしたくない。相手を傷つけず上手に断る方法は?

同居にもメリットはあるの?

デメリットだらけに見える親との同居ですが、決して悪いことだけではありません。特に、妻がフルタイムで働いている家庭ではかえってストレスを軽減できているというケースもあります。

経済的な負担が軽くなる

親と同居することで、経済的な負担はかなり軽くなります。親の持ち家である場合、住宅ローンはかかりません。また、水道や光熱費といった費用も同居であれば安く済ませることが可能です。

食事も一緒に済ませる場合であれば、別々に作るよりは少し量を増やすだけなので、食費も節約できます。

また、将来持ち家を相続できる可能性もあります。老後や子どもの将来を考え、貯金したいという夫婦にとって、両親との同居は大きな負担軽減となるでしょう。

子育てをサポートしてもらえる

親と同居していると、子育ての手助けをしてもらえます。子育てをしている夫婦にとって、親のサポートほどありがたいものはありません。

共働き夫婦であれば、仕事中子どもの面倒をお願いできます。子どもが熱を出した際にも、頻繁に会社を休まずに済みます。

ちょっと出かけたい場合や夫婦でのデートの際など、子どもの預け先に悩む必要がなくなります。親であれば安心して任せることができるだけではなく、親も孫と一緒に遊べると喜んでもらえるかもしれません。

家事を分担できるので楽

親と同居していれば、家事を分担することが可能です。掃除や洗濯・料理などをすべて妻がするという心配もなくなるでしょう。

特に共働き夫婦の場合、家事の分担の割合でもめることも少なくありません。親と同居することで、忙しいときにはサポートしてくれるため、負担も軽減されます。

ただし、家事の分担は同居するタイミングでしっかりと話し合っておきましょう。同居で気を使ってすべての家事をやってしまうと、やってもらうことが当たり前になってしまいます。

そうすると、人数分の負担があなたにのしかかってしまいます。家事や育児など、同居するにあたってのルールは始めに決めておきましょう。

やっぱり嫌!同居を上手に断る方法は?

親と同居するメリットとデメリットを確認してきました。親との同居は、金銭面や家事・育児の負担は減るものの、やはり嫌という人もいるでしょう。同居の上手な断り方を見ていきます。

子どもを理由にする

子どもを理由に断れば、相手も傷つかず穏便に終わらせることができます。妻や夫が嫌がっているということが相手に伝わりづらいからです。

親の家から自宅が離れている場合、「学校が変わることを嫌がっている」「友だちと離れたくないと泣いている」などと断りましょう。

子どもを理由にすれば、「かわいそう」という理由で引き下がってくれる場合が多いです。あくまでも子どものことを思っての選択だ、ということをアピールしましょう。

近距離別居を提案してみる

「夫婦の家に引っ越してきたい」と言われている場合には、近距離別居を提案しましょう。あくまでも一緒に住むことを嫌がっている訳ではないことを伝えることができます。

同居をすると関係性が悪化する家庭が多いことを持ち出し、「今の良好な関係を続けたいから」と伝えると相手を傷つけることなく断れるでしょう。

「ほどよい距離感は良好な関係を築ける」ことを伝えるとより効果的です。場所が近ければ、育児のサポートもしてもらえるので、夫婦にとってもメリットが大きいでしょう。

夫を味方につけ、はっきり断ってもらう

どうしても断りづらい場合には夫を頼りましょう。夫と話し合い、直接親と話してもらうようにお願いします。夫に直接断ってもらえば、関係性が悪化することは少ないです。

また、言い訳をせずきちんと断ることで誠意を伝えることもできます。決して夫の親が嫌いな訳ではないことを伝えることで、今後も良好な関係が築けます。

息子からの願いであれば、受け入れてくれるでしょう。どうしても解決しない場合には、夫を頼ることをお勧めします。