タイルシールでキッチンを一新。貼るだけで海外風キッチンが叶う

タイルシールでキッチンを一新。貼るだけで海外風キッチンが叶う

初心者も挑戦しやすいシンプルなタイル

タイルシールは、デザインが豊富です。小さいサイズのモザイクタイルやアメリカンスタイルのサブウェイタイルなど、好みに合わせて選べます。

簡単にはがせるとはいえ、どんなデザインがよいかわからないときは、シンプルで定番の商品を検討してみましょう。

定番のモザイクタイル

モザイクタイルは「1辺の長さが短く細かいタイル」を指します。一般的には「1辺が5cm以内」です。形は様々ですが、正方形が主流で六角形や円形などもあります。

よくあるモザイクタイルは一つひとつのカラーが異なり、遠くから見るとモザイクのように見えるタイプです。

青・紫・灰色など寒色系統を合わせれば、落ち着いた深みのある色合いになります。白・灰色・淡い水色などを組み合わせて、水彩のように仕上げるのも今風です。

もちろん、同じカラーのモザイクタイルもあり、全体を白で統一した清潔感のあるキッチンにもできます。

鮮やかなカラーを組み合わせたモザイクタイルならキッチンが明るくなり、青や緑など特定の系統を組み合わせたものなら統一感が出るでしょう。

カフェ風サブウェイタイル

大きめで横長のタイルを「サブウェイタイル」と呼びます。サブウェイは英語で「地下鉄」です。サブウェイタイルは1900年代初期にニューヨークの地下鉄で使われたのが発祥といわれており、その名がつきました。

デザインはレンガのようですが、つるりとした質感が主流です。伝統的で無機質なイメージで、洗練された雰囲気に仕上がるでしょう。

カラーによっても雰囲気は変わりますが、かわいくシンプルにまとめたいときは淡いグレーが向いています。やわらかい印象のグレーは、木目や白などほんわかした北欧家具とも相性抜群です。

白や黒などはっきりしたカラーは、すっきりとしたおしゃれなカフェ風にまとまります。

ヨーロピアンなヘキサゴンタイル

ヨーロッパでのタイルの歴史は古く、中世の頃から様々な形のタイルが流行しています。日本では四角形が主流ですが、アンティークタイルのなかでは「ヘキサゴンタイル」と呼ばれる六角形のタイルも人気です。

個性的なキッチンにしたいときは、一般的な形のタイルより多角形が目立ちます。黒のシンプルなヘキサゴンタイルと白い壁の組み合わせなら、派手になりすぎずすっきりとまとまるでしょう。

深い青やエメラルドグリーンのヘキサゴンタイルを組み合わせると、水回りがぐっとおしゃれになります。

デザイン性あふれる憧れキッチンに

デザインや模様にこだわる人は、ランタン型のかわいいタイルや豪華なモロッカンタイルがおすすめです。オリジナリティのある、素敵なキッチンが手軽にDIYできます。

ランタンタイルでナチュラルな北欧風

上下の先端がとがって真ん中が丸くふくらんでいる「ランタンタイル」は、どことなくかわいらしい雰囲気をつくれます。個性もあり、キッチンの壁全体に貼れば異国情緒あふれる雰囲気です。

茶色やベージュ、深緑などのおとなしいカラーを組み合わせれば、素朴な北欧スタイルが完成します。木目調や白、グレーのランタンタイルは、ナチュラルな印象です。

1色使いのシンプルなタイルをカウンター下に貼るだけでも、キッチンのイメージが変わります。木製や石製の壁ともなじみ、アクセントとして大活躍です。

柄タイルでモロッカン

四角や丸などいろいろな模様を組み合わせて柄を描いた「モロッコ風タイル」は、キッチンに取り入れるとエキゾチックな雰囲気が漂います。

元々は、モロッコなどイスラム教が主流の国で、礼拝堂に美しい柄のタイルを貼ったのが始まりです。モロッコでは、一般の家庭でも美しい柄入りのタイルが広まっています。

外国風の雰囲気を出したいなら「柄タイル」がぴったりです。植物などをビビッドな色で描いたデザインは鮮やかな印象で、キッチンも明るくなります。

壁紙を青にするなら白のタイルに青で柄が描かれたものにするなど、カラーを統一するのがポイントです。伝統的な技法を使った複雑な幾何学模様は、キッチンをきらびやかに彩ってくれます。